フィルム・コミッションとは？
フィルム・コミッションとは、地域に映画・映像作品の撮影を誘致、支援する組織、機能、機関のことです。始まりは1940年代の米国ユタ州と言われ、撮影の円滑化を目的に設立されました。1975年にAFCI（Association of Film Commissioners International）という、フィルム・コミッショナーが加盟する非営利教育機関が誕生し、世界40カ国以上、300以上の団体が加盟しています。
日本では2009年4月にNPO法人ジャパン・フィルムコミッション（JFC）が設立され、日本各地のフィルムコミッションが加盟している（2014.8.1現在；113団体）。
JFCの設立目的は、全国の撮影支援ネットワークの強化に、国内外の映画・映像作品の製作支援、映像関係者の人材育成支援、映像産業の振興、映像文化の普及、地域資源の評価などを国や地方公共団体、FC、映像関係企業や団体、職能者組織などと協力・連携し、日本の撮影環境の発展に寄与することです。
愛媛では、2002年に「えひめフィルム・コミッション」が誕生し、その後「今治地方フィルム・コミッション」が誕生しました。これまでに撮影支援した映画・映像作品は「世界の中心で、愛をさけぶ」「HERO」「がんばっていきまっしょい（TV版）」「書道ガールズ」「坂の上の雲」「真夏の方程式」「ウルヴァリン:SAMURAI」「Nのために」など500本以上で、作品を通して愛媛の魅力を発信しています。