大寒過ぎの1/21(土)午前11時、「愛顔の食卓」にて。
今回の先生は、上島町弓削島から、弓削島特産品のブランド化や地域活性化に取り組んでいる「株式会社しまの会社」代表の村上律子先生。
テーブルの上には、ずらりと並んだ弓削島の特産品。「弓削塩」、「ポリポーリ」、「しまドレ」、「天然ひじき」、「摘み菜クッキー」、「塩羊羹」等々…。どれも美味しそう。そして、ユニークで優しい感じがします。
授業が始まりました。いよココロザシ大学の授業は、少人数で行うことが多く、今回も定員は5名。テーブルを挟んだ柔らかい雰囲気の中でのやり取りは、授業というよりも、家族の団らんのようです。
村上先生のお話は、面白く温かく、商品を通じた一編の「物語」を聞いているようでした。大学の発掘調査〜東寺献上の歴史がある弓削島の製塩文化の復活〜弓削塩の誕生〜それに続く特産品の誕生。その背後には、弓削島の女性の活躍・結束があり、創意工夫と試行錯誤の繰り返しがあり、材料不足・人手不足・周囲の理解を得る苦労があることが分かりました。商品が生まれる「場所」の物語、それにまつわる「人・仲間」の物語、受け継がれる「時間」の物語が溶け合い、「この商品、いいな・・・」という気持ちが芽生えてきます。
続いてやってきたのが恒例の「試食タイム」。いよココロザシ大学の授業では、リラックスして意見交換しながら迎える試食タイムも欠かせません。準備されるお皿、のぞき込む眼差し、聞いたばかりの商品物語、素朴な味わい…まさに、自分と商品の「ご縁」を感じる「至福の一瞬」です。どこからともなく、♬This is a「商品」, This is a「物語」, Oh〜「ご縁の誕生」♪というメロディーが流れてきそうです。
「物語を聞く」、「食べる(体験する)」、「ご縁を感じる」、… 納得感あります「ココ大の授業」。
(授業レポート:竹形昌記)