まずは、普段行くことのない6階へ。分厚くて背表紙を読んでも意味不明な医学書が並んでいます。
各フロアの売り上げでは、ここが一番大きいそうです。1冊ウン万円だから当たり前か。
こうして、しばらくの間本を眺めながらの質疑応答を行いつつ、フロアを下へ下へと移動していきます。
ジュンク堂さんでは、本を入荷したあと1冊ごとに棚コードを付番して仕分けているとのこと。
今後、全国の棚コードを共通のものにするため、さらに細分化されるそうです(店員さんは大変そう)。
また、他の書店と異なる点として、各フロアにいるジャンル担当者の裁量が大きいことを話されていました。
なるほど、平積みになっている「○○フェア」とか、棚の中で表表紙がこっちを向いている本は、
ジャンル担当者さんの「推し本」なんですね。松山店には専門書を中心とした約30万冊の書籍がある
そうですが、専門書の売りさばきにはいろいろとご苦労があるようです。
その中でも、大人が楽しむ図鑑など、訪ねれば様々な書籍を楽しく紹介してくれる書店の存在に
改めて大きな魅力を感じました。
【授業レポート:K】
夜のジュンク堂さんを貸しきっての授業。
とても贅沢で、かつ各フロアごとに時間を取っての見学やお話を聞くことが出来ました。
このフロアごとの見学というのは、有意義で色々なジャンルやタイトルを見ることができました。
普段は、買うものを決めて直行直帰だったので、これからの本の選択に幅が広がりました。
また、各フロアによって、担当者が分かれており権限もその担当者に任されているとのこと。
チャレンジ精神が鍛えられるかつ、そういった社風(?)にとても好感が持てました。
印象に残った言葉は、「本のためなら何をやってもいい。」
これは、自由かつ難しい課題と感じながらも、利用させて頂いている側からすると、
ジュンク堂へ足を運ぶのが楽しみになりました。
同じように、次は図書館の授業などがあれば行ってみたいと思います。
反省点としては、あまりうまく先生や他の生徒さんとお話することが出来なかったことが残念でした。
【授業レポート:S】
初めての授業で、大好きな「本」というものをもっと知りたい、本好きな人に会ってみたいというのが、
参加の動機です。参加メールが来て、仕事中ながら小さくガッツポーズをしてしまいました。
この授業では、知らなかった本屋さんの仕組みや、ジュンク堂書店さんの本屋業界での立ち位置、
店員さんの気持ち等、普段見えない書店のドラマを感じることができました。
本は、知らない何かが書いていて、それと出合うのが面白いと思っています。店長の海田さんは、
「目的の本じゃない本との出会いがあるかも」という趣旨のことをおっしゃっておられましたが、
激しく同意します。ぶらっと書店に立ち寄って、何かとの出会いを期待する、そんな楽しみ方を、
これからもっとやりたいなと感じる授業でした。私が本を買うのは8割がネットなっていますが、
これから本屋に足を運ぶ回数が増えそうです。
店長の海田さん、店員の神山さん、そしていよココロザシ大学さんありがとうございました。
【授業レポート:F】
初参加のいよココロザシ大学でした。舞台は夜の本屋さん。読書するのが好きで、本屋という空間も
好きな私にとってはまさに夢の舞台です。
私はふだん文芸書、文庫のフロアを主な活動場所としているので、それ以外のフロアをほとんど
見ていなかったのですが、今回はガイド(店長さんとスタッフさん)付きの豪華ツアーです。
6階の医学書フロアが一番売上が高い(意外!)、洋書の担当者さんは実際語学が堪能である、
ジュンク堂さんならではの商品の魅せ方、など授業ならではの話が聞けておもしろかったです。
店長さんに紹介していただいた、『大人の図鑑』のうちの「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」は
写真がすごく素敵でわくわくしました。ブームの火付け役といわれる「世界で一番美しい元素図鑑」は、
理系がちんぷんかんでも眺めてみてちょっと興味がもてました。
これからもワクワクを提供してくれる本屋さんに通おう!と決意を新たにしてこのレポートを
締めくくりたいと思います。
【授業レポート:Y】
初めて参加するココ大の授業でした。シャッターが閉まったジュンク堂の前で待つことさえ
ワクワクドキドキ・・参加者は、本が好きな強者揃いで、遠くは宇和島や伊予からの参加もありました。
愛媛・松山に住むようになって3年ですが、県外に住んでいた高校生の頃から、20年間通っている
ジュンク堂を大好きな理由がわかりました。「専門書をできるだけたくさん置く」「在庫や回転率などより、
種類の豊富さが優先」といったこだわりが、他の本屋との違いを際立たせていたのです。
当時は現在のようにネットが普及しておらず、普通の本屋では見られない本と出会えるのはジュンク堂さん
だけだったのにもうなずけます。そしてネットが普及した現在も、「たくさんの本との出会いの場所」として
の存在意義を強く感じました。閉店後のツアーにも関わらず、たくさんの質問に真摯に答えて下さる店長の
海田さんと、店員の神山さんのお話を聞きながら、「“本屋”と“ネット”での本との出会いは、
“恋愛結婚”と“見合い結婚”みたいだな〜」と考えていました。子育てなどで時間がとれず、
ネットを利用することもありますが、改めて本屋の魅力、店員さんの情熱に触れ、本との恋愛のワクワクを
思い出した時間でした。また、本が大好きな参加者を見て1いて、「本好きが案内する本屋ツアー」のような
ものができれば面白そうだなと思いました。
【授業レポート:S】