我が家は煮干しでお出汁をとることはほとんどなく、もっぱら化学調味料を使っています。煮干しはたまにそのままおつまみとしてかじるのみ。活用方法を是非知りたいと思い参加しました。
お話を聞いて日本人が魚を食すことにはちゃんと理由があり、特に煮干しはそのまままるごと取れる。調理に使っても手間がかからない。噛む回数が増える。などメリットがたくさんある優秀食材だということを教えて頂きました。煮干しと何が合うかの検証はとても楽しいものでした。定番の煮干し+ピーナッツ。美味しくないわけがない煮干し+味噌マヨネーズ。煮干し+ココアにいたってはその発想が衝撃的ながらも味はなかなかはまりそうです。小さな子供さんたちが、まるでスナック菓子でも食べるかのように、「美味しい〜っ」とばくばく煮干しを食べていたのがとても印象的でした。
私は転勤族であり引っ越す度その土地土地を知って理解し楽しく過ごすことを目標としています。今回は愛媛の魅力をまたひとつ知るよい機会となりました。
【授業レポート:K.M】
はじめてのいよこころざし大学、子供2人と参加させていただきました。煮干しは我が家ではほとんど食卓にあがりません。
しかし、子供が小学生になり、給食で煮干しが出ていることと知り、「それなら、家でも食べるのでは?」と思っていたところ、この授業が目に入り、飛びついて参加しました。教室に行くと、早速、煮干しがテーブルにおいてありました。子供は興味津々、香ばしい香りに誘われ「食べてもいいの?」と聞いてきます。食べるのをぐっとがまんし、授業では魚食が日本人にはあっていること、体はこの2年間で食べた物からつくられていることなどを学びました。
いよいよ試食の時間です。一口目の子供の反応にドキドキしていましたが、「おいしい!」と何の抵抗もなく食べてしまいました。そこから、先生のお話を聞きつつも、手は止まらず、ポリポリと
競うように煮干しを食べ続けていました。先生には煮干しと組み合わせて食べると味も栄養面もよい食材を教えていただき、実際にナッツ、ピーマン、レモン汁と合わせて試食させていただきました。
お味噌やマヨネーズ、チョコのディップは、自分でつける楽しさもあり、子供が特に気に入ったようでした。家でもすぐにまねのできるレシピで、夏休みのおやつにもぴったりです。最後には煮干しで
お出しをとったお味噌汁や煮干し入りのおにぎりもいただき、お腹もいっぱい、煮干しに関する知識もいっぱい、大満足のおいしい授業でした。【授業レポート:Y.M】
煮干しは、栄養価も高く、家族にも積極的に食べてほしいと思い、粉末にしたものを出汁として使い料理することもありましたが、あまり好んで食べてくれている感じがしませんでした。そんなことも
あって今回の「煮干しおかわり」に参加させていただき、手軽でおいしい、しかも丸ごと食べられる方法を知ることができ、とてもよかったです。
中村先生のお話は、とても興味深いもので、あっという間の2時間でした。改めて思い知らされたのが朝ごはんの大切さです。これは、わかっているつもりでしたが、食べ方に工夫が必要だな、と。
おにぎりだけ、パンだけでは、午前中の頭の使い方が変わってくるということ。リジンがなければ脳に届いたブドウ糖が活かされないということ。帰宅後にまず実践したのが、煮干しのつくだ煮を作る
こと。そしてそれを早速翌日の朝食にしました。子どもの反応は、煮干しが口の中で刺さる、と言っていましたが、おにぎりをペロッと平らげて学校に行きます。
これからも食歴を大切にしたいなと思いました。ありがとうございました。【授業レポート:S.S】