“本と○○”シリーズの第2弾、前回のカクテルに続き、
今回は春らしくスパークリングワインを楽しみながら、
参加者がそれぞれお薦めの1冊を紹介するという、大人な企画です。
またこの授業は、これまで受講生という立場で参加されていた赤松さんの、
コーディネーターとしてのデビュー戦でもありました。
スパークリングワインの事を、たくさん勉強して来てくれていましたよ。
メンバーが集まったら、何はともあれ乾杯!
最初の1本は、イタリアはチンザノ社のアスティ・スプマンテです。
爽やかな甘さとフルーティな香りで飲みやすく、最初の1本にピッタリのセレクトです!
でも飲みやすいだけに、飲みすぎには注意せねば・・・
簡単な自己紹介の後は、順番に持ってきた本の紹介ですが、
一口に「物語」と言っても、集まった本はさまざま。
それぞれお気に入りのシーンやセリフを紹介するうちに、
「あ、それ読んでみたい」
「分かる〜」
と共感の声が上がります。
2本目はスペインから、サルダ・カヴァ・ブリュットです。
1本目とは対照的に、キリっと辛口のクールな味わい。
果実味と酸味の絶妙なバランスと後口のキレの良さは、良く出来た大吟醸酒のようで、
ワインはあまり・・・という向きにも是非おすすめしたい1本です。
アルコールの力も手伝ってか、話はどんどん盛り上がっていきます。
それぞれが持ってきた本の話はもちろんですが、
“買う派”か“借りる派”か、図書館あるあるなど大盛り上がり。
時にはお腹がよじれる程の爆笑も交えながら、雨の夜は更けてゆきます。
最後はワインの本場、フランスから、ロワイヤル・ブルリエール・マスカットロゼという、
スパークリングワインとしては異色の、マスカットを原料とした1本です。
味も素敵ですが、可愛らしく鮮やかな花柄プリントのエチケットデザインは、
気軽なプレゼントやお土産にも良いのでは?
最後の1本に選ぶあたり、赤松さんのセンスがキラリと光っています。
楽しい2時間はあっという間に過ぎて、お開きの時間。恒例の記念撮影をした後は、それぞれが持参したお薦めの本の裏表紙にメッセージを記入して、ココ大図書館へ寄贈します。
今回の企画、“大人の上質時間”という言葉がピッタリの楽しい授業でした!
とても素敵な時間をコーディネートしてくださった赤松さんと、いよココロザシ大学スタッフの皆さんに心から感謝しながら、自称“上質な酔っぱらい”は、雨に滲む夜の街に消えていったのでした。
【報告:木曽 智仁】