5/4千町棚田の散策授業で講師だった、千町の数少ない住人である山内さんは81歳。
現役で農家をされていて色々なものを作っていらっしゃいますが今回は山内さんの作る「梅」を摘む授業。
まずは歴史の話しから始まり、現在の棚田の状況に話しが移るととても憂いていらっしゃるようで「もう10年20年若かったら」という話しは少し胸が詰まりました。
今回摘んだ梅は「鶯宿梅」という、とても粒の大きな品種で、梅酒や梅ジュースに適しているそうです。大きく黄色に熟した梅を摘むのは楽しく、子どもたちもはしゃいでいました。みなさん好みの量をつんでいて、自分は2kgでしたが中には16kgも摘んでいる方もいました。最後に、参加者の方でお茶の先生がみなさんにお茶を振る舞ってくれました。
手作りのお菓子もとてもおいしかったです。帰り際はみなさん笑顔で、家族連れの方は棚田の水路でカニを見つけたり、山内さんとおしゃべりに興じる人もいたり。とてもいいイベントでした。このままいくと棚田が消えてしまうかもしれないのが信じられない気持ちです。