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ミニシアターの楽しみ方vol.03 〜『かしこい狗は、吠えずに笑う』ティーチン〜に参加しました。

「ミニシアターの楽しみ方」というお題に興味をひかれました。ミニシアターで上映される映画は、深いテーマがあったり、映像のおもしろさがあったり、歴史的、社会的問題を取り扱ったり、私には少し難しい、ちょっとあこがれのような響きがありました。

今回上映されたのは、地元東温市出身、松山東高校OBの若干25歳の渡部亮平監督のデビュー作『かしこい狗は吠えずに笑う』でした。



女子校独特の閉塞感、いじめ、レズビアン、援助交際、ゆがんだ愛情、たくさんの問題が織り込まれていて、私には少し見るに耐えない部分がありましたが、薄目で最後までなんとか見られた。。。という感じでした。

「人は自分を守るためにうそをつく」というメッセージが何度か出てきましたが、私は「映画のなかのうそは何だったのだろう。。。」最後まで?だったのに、トークイベントで、何人もの人がすごい深い読みを監督に質問していました。



 渡部監督は、明るく爽やかに話されていました。人との距離感の取り方の難しさや、映画の中で主人公達の心情の変化を表すしかけなど、深く考えて作られていることがわかりました。

そういう、監督のメッセージや小さな仕掛けを見つける楽しさが分かったら、映画の楽しさは倍増するのかもしれません。 主人公のmimpi*βという女の子は存在感がありました。

少人数のアットホームな話し合いでしたが、自分の価値観を広げられました。 今後vol4が出ることを期待します。


【授業レポート:石川 智子】

 

 

 

 

 



 

ミニシアターの楽しみ方vol.03 〜『かしこい狗は、吠えずに笑う』ティーチン〜
開催日:2013年3月24日15時30分
  • 授業は映画上映後にロビーにて行います。映画鑑賞をオススメいたします。

ミニシアターの楽しみ方、vol.3は「自主製作映画」です。地元東温市出身、松山東高校OBの若干25歳!渡部亮平監督のデビュー作を取り上げます。

『かしこい狗は、吠えずに笑う』は、国内映画祭で数々の入賞を果たし、自主製作映画(自己資金で作ったインディーズ作品)の域を超えていると高く評価されています。
配給会社もついていない中で、地元のミニシアターだからできる凱旋上映が決定!異例の「ティーチン」が実現しました。

渡部監督を応援する気持ちを込めて、ぜひご一緒にお話しを聞きましょう!

【授業の流れ】
※13:20-15:05 『かしこい狗は、吠えずに笑う』上映、上映後に舞台挨拶あり
15:30-15:50 ごあいさつ・自己紹介
15:50-16:00 講師紹介
16:00-17:00 『かしこい狗は、吠えずに笑う』ティーチン
17:00-17:15 質疑応答
17:15- アンケート・集合写真
17:30 終了予定

この授業の開催は終了しました。

先生:渡部亮平
映画監督
1987年愛媛県東温市出身。愛媛県立松山東高校卒業後、立命館大学経済学部入学。 在学時に韓国・延世大学 交換留学へ。その後、シナリオ作家協会 シナリオ講座研修科を修了。 現在はTHE DIRECTORS FARM に所属し、CMやPV演出など手がける。 2012年、自主映画『かしこい狗は、吠えずに笑う』が、福岡インディペンデント映画祭ではグランプリ&映画祭最優秀賞、自主制作映画の登龍門と言われている、ぴあフィルムフェスティバルではエンタテインメント賞&映画ファン賞、第13回TAMA NEW WAVEでは見事グランプリ&最優秀女優賞を受賞した。

コーディネーター:イリエッティ
インテリアデザインにおける関係性の魅力を教えてくれた恩師の影響で、アートNPOカコアに参加。 地元演劇の制作、地元映画の制作につづいて、 最近ではミニシアター「シネマルナティック」を勝手に応援する部活動を始める。 風光明媚な南予に生まれ育ち、現在は松山で借りぐらし中。

今回の教室:シネマルナティック
住所:松山市湊町3-1-9マツゲキビル2F
TEL:
行き方アクセス: