心地よい日和、大洲城から臥龍山荘付近までを鳥を探して歩きました。達人は、鳴き声や風景のどんな小さな変化も見逃さず、あちらに!こちらに!と次々と発見! その先を、私たち参加者が双眼鏡で追いかけます。
愛らしいビンズイやイソヒヨドリ、イソシギ、水面に浮かぶいろんな表情のカモ、息を潜めたアオサギに、一度見てみたかったカワセミ、逃げ出した(?)ウミウなどなど、他にも様々なたくさんの鳥に出会うことができました。
参加者はちっちゃいお子さんから、おばあさままで様々だったのですが、鳥を見つけたときのリアクションもそれぞれに♪ 「見つけた時の人の様子を観察するのも面白いんだ」というお話を聞いて、「確かに!」と思いました(笑)。
私が最初に出会ったのは、馴染みのあるメジロです。庭にも飛んでくる鳥ですが、スコープを覗いて、愛らしい動き、色彩、息づかいをぐっと近くに感じると、尊いものを感じました。
今まで、海や山を見つめてはその大きさ、美しさに癒されていました。今回は、その中で生きる小さな動物たちにクローズアップして触れることで、守っていかなくてはいけないものがあるということを強く感じることができました。これまで聞いてきた難しい講義や声かけよりも、ずっと強く実感しました。
正しい双眼鏡の使い方を丁寧に教えていただきましたので、押し入れで眠っている物をひっぱりだして、家の周りの鳥たちを観察してみたいと思います。
貴重な体験を、ありがとうございました。
(報告=宮内潤佳)