斉藤氏は静かに語る。Facebook、TwitterなどSNSの浸透により、顧客の満足度や失望感は急速に広がっていき、企業は透明性が求められるようになった。
自社利益を追求し、顧客や社員を軽視した結果、失速した企業がある。その一方、社会にどう貢献するかという使命や価値観を共有し、オープンでフラットな組織の中、社員が創造性を持って自律的に行動し、顧客の満足を達成し、永続的に成長する企業がある。
長寿の遺伝子を持つ日本企業には「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」の考え方が根付いているという。この心は現在のソーシャルシフトにおける「社員」「顧客」「パートナー」の三基軸と美しく整合する。
斉藤氏の授業を受けて、利益追求型の企業のあり方に釈然としなかった何かが明確になった。
これからの企業は「人との絆」や「個人の仕事の満足」がより重視されると感じた。
明日からの仕事のやりがいにつながる素晴らしい授業だった。
【授業報告:岡本健太郎】