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受講レポート
10月20日土曜日14時。いよココロザシ大学の授業として、8ミリフィルム映画作家・映画監督の山埼幹夫さんを講師に招き、「ミニシアターの楽しみ方vol.02 〜 8ミリフィルムと昭和の暮らし〜」が開催された。会場は松山市内中心商店街内のシネマルナティックのロビーの一角をミニシアターに設えて、まるで学祭のような感じがいかにも8ミリ映画上映会のようであった。初めに講師の山埼監督によるレクチャー。8ミリフィルムの現状として、私がかつて親しんだフジフィルムの規格であるシングル8は既にフィルム製造が終了し、現像も2013年中に終わるとのことで、とても寂しい気持ちになったが、それでも何とか8ミリ映画作品を製作できる環境は残っており、また作品作りを続けている作家もいることで、心強くも思った。続いて山埼監督の作品「夢のライオン」を鑑賞。映写機による8ミリ映画鑑賞は20数年ぶりで、極めて個人的な思いや体験をテーマとした内容、心象的なモンタージュ、暗い画面に粗い画質、割れ気味の音声という8ミリ映画特有の世界を体験できて、懐かしくも、改めて新鮮であった。次に、世界的な8ミリイベント「ホームムービーの日」として、市民から投稿のあった8ミリフィルム作品の上映が行われた。私も学生時代に映画製作サークルに入部し、幾つか劇映画風の作品を作ったので、そのうち3分ほどのショートフィルムを出品させてもらった。当時、学祭などで上映会を催してから既に30年近く経過し、その間、ずっと押入れの奥にしまい込んでいたフィルムが、再び映写機にかけられ、スクリーンに投影されるのをみて、感無量の思いであったが、つたない作品でもあるので、とても気恥ずかしい思いがした。ほかに、家族を撮った作品や愛媛の美しい自然を紹介する作品、自分で現像したフィルムを編集したアート作品など、出品者から当時の撮影の経緯や思いを聞きながらの楽しい映画鑑賞会となった。 今回、この授業を受けて、地元に以外にも多くの8ミリ映画製作の経験者いて、それぞれに当時のフィルムを大事に保管していることを知り、あらためて、本地域の地域資源や人材の豊富さを知る機会ができたし、今後もこういったコミュニティを大事にしなければならないと感じた。【報告:田中教夫】
愛媛でも数少ないアート系ミニシアター「シネマルナティック」を舞台に、ミニシアターの楽しみ方を様々な角度から学んでいきます。第2回は、前回とても好評だった「映写機」に続いて、家庭機として普及していた懐かしい「8ミリフィルム」を取り上げます。映写機を回すと、ジーーと響く音、少し色あせた映像、昭和の暮らしなど、今は失われた風景がそこには残っています。というのも、8ミリフィルムの全盛期は昭和40〜50年代頃。その後、家庭の記録映像はビデオテープ、デジタルHDへと姿を変えていき、今となっては8ミリの機材は修理すら困難な状況なのです。講師には、8ミリ映画界の巨匠 山埼幹夫監督が自らの作品と映写機を持って、東京からやってきます!!当日は、世界的な8ミリイベント「ホームムービーの日」として、地域の皆さんからお寄せいただいた8ミリフィルム(劇映画作品アリ)の上映が決定!8ミリの映写は、一般需要が完全になくなった現在、35ミリ(映画フィルム)よりも実はずっと貴重です。ぜひこの機会にノスタルジーな気分に浸りませんか?
この授業の開催は終了しました。
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