握りずしで、鯛やマグロは食べるのにブリには手を出さない息子にブリのおいしさを知ってほしいと思い、戸島ぶり参上!の授業に参加させていただきました。最初に用紙半分にブリの絵と残り半分に戸島の場所を地図に描くようにとの事で、親子でワイワイと取り組み、緊張をほぐしてもらえました。
次に、今日の先生の藤川さんから、生け簀に飼うブリの数を少なくすることで十分泳ぎ回れるようにし、ブリの身が筋肉質になり,コリコリした食感になること、FPという成分を餌に混ぜることで餌の養分がくまなく吸収されるようになり、おいしいブリができるようになったこと、臭みをとる方法とその処理をするタイミングなどを教えていただきました。その後、思ったより小さな包丁とまな板の上で4.5キロのぶりが手際よくさばかれるのを見学しました。きれいな切り身になったブリをあぶり、シャキシャキレタスと玉ねぎの上に乗せ、自家製のたれをかけたブリ丼の完成です。
そして、いよいよおまちかねの試食タイム。作っていただいていたブリしゃぶとブリ丼を食べる子供は満面の笑みです。表情からおいしさが伝わりました。ブリも最高ですが、かける自家製のたれの味も最高でした!親子でブリ大好きになりました。
帰る途中、息子が「また、ブリ丼が食べたい!」と言っていましたので、今度は今回いなかった他の家族も連れて宇和島の行列のできる店!⦅とじま亭⦆に是非行きたいと思います。定食のメニューのブリカツと自家製のタルタスソースの味も楽しみです。周りの友人、知人にも戸島のぶりのおいしさを伝えたいと思います。
朝早くからブリの準備をしていただいた藤川さんのご主人様、授業の準備、片付けなどお世話になった藤川お姉さん・妹さん先生、いよココロザシ大学スタッフの皆さん、たのしく・おいしい授業に参加させていただきありがとうございました。
【授業レポート:N・M】
まず、最初に戸島の位置とぶりの絵を紙に書いて示す課題にみんなのざわつきが聞こえ、知っているようではっきり認識できていないことを実感しました。以前、南予に15年住んでいて仕事の関係で戸島には一度行ったことがあり、その時にいただいたイサキが美味しかったので今回の授業に興味を持ちました。「オリーブはまち」や「戸島ぶり」は有名ですが、瀬戸内海の魚で育ったせいか正直言うとぶりは苦手で、特に刺身はほとんど口にしていなかったので、本当に美味しいぶりを体験してみたいと思っていました。
戸島の藤川さんコンビによるぶりのさばきや炙りを実演していただきながら、さらに美味しくなるコツを教えていただき参考になりました。ぶり丼とぶりしゃぶを試食しました。ぶり丼はづけと炙りの二種盛り。ご飯の上のレタスとさらしタマネギが味と食感のアクセントになって飽きることなく食べられます。個人的にはづけが気に入りました。
忘年会で鯛しゃぶを食べましたが、ぶりしゃぶは初めてです。ぶりしゃぶは2切れで満足し、野菜もおいしくいただきました。自宅で作るなら締めは雑炊だなあと考えていました。エプロンを持参していましたが、準備から調理まで生産者にしていただき、試食の域を超えて大満腹でした。また、会場も立派な調理室で松山市の施設を知る機会にもなりました。
魚は養殖物より天然物の方が良いと思い込んでいましたが、ぶりについては天然物は寄生虫が付いて脂が乗らないし、大きくもなりにくいと知りました。「養殖の方が安全安心!」という言葉を聞いて認識を新たにしました。
今回、戸島ぶりの授業に参加してぶり丼を完食したのが、我ながら驚きでした。帰宅して家族にも話をしてひとしきり盛り上がりました。戸島ぶりが購入できるお店を紹介していただけると更に消費拡大につながると感じました。本当にごちそうさまでした。
【授業レポート:渡部加代子】