2日目は「民族資料館」からスタートしました。1日目の濃いシルクとは変わり野村町の歴史について学びましたが、やはり歴史の中に「養蚕」は欠かせなく登場していました。そもそも、どうして「養蚕が盛んだったか?」という質問に学芸員の別宮は「ここの土地は痩せていて稲作に適していなく、何か違う作物をということで育ったのが桑だった」と聞いて腑に落ちました。資料館では洞窟でも見つかった人骨を拝見したり、2階では鹿や酒呑童子や牛鬼の面が展示され、地域で独特に栄えた文化に驚きました。
その後の城川自然牧場では、町に何か産業をと思った町長が環境が似ているドイツの村へ視察しにいき、加工肉などの可能性に賭けた経緯は現在の人気を物語っており、愛媛県内でも50以上の取引先があるとのことでした。そして半額のセール品に出会い全商品がなくなりました。
最後はジオパークの体験ということで、城川町の高川地区へ行き、穴神鍾乳洞という洞窟に入りましたが、これが狭くて低くて一苦労でした。コウモリや蛇に驚きながら縄文時代人が暮らしていた跡などを拝見し、タイムスリップ感を味わいました。知らなければ単に田舎と思いますが、現地の人と交流し興味関心を持つと、知らないことばかりということが分かりました。スタッフの皆さんには2日間、大変お世話になりました。ありがとうございました。