5月25日に「いよココロザシ大学」の”地酒とつまみのマリアージュ”
という授業が行われました。
毎月開催の7回シリーズです。
講師は利き酒の資格をもつ”槌谷重成”様が行って下さいました。
八幡浜の地酒「川亀」とつまみのマリアージュという授業で、日本酒について学びました。
また日本酒は香りの高い・低い、味の濃い・薄いの4タイプに分類され、
そのタイプに合う”つまみ”の組み合わせについて、用意して頂いた5種類のつまみで組み合わせの選考をしました。
「つまみ」、実はすべて愛媛の「六次化産品」なんです。
その組み合わせの面白さ・美味しさを「新しい発見」とともに味わいました。
「甘い、辛い、塩っぱい、苦い、酸っぱいの五味を意識したもので、どんな
組み合わせが「幸せなマリアージュ」となるか、受講生の意見を集めました。
「つまみ」ですが、アーンド、 松野町のシカ肉のジビエ燻製、ブルーベリーの凍結、伊予柑ピール、青トマトの粕漬け、の5種類でした。
日本酒は、
薫酒(くんしゅ):香りの高いタイプ
熟酒(じゅくしゅ):熟成タイプ
爽酒(そうしゅ):軽快でなめらかなタイプ
醇酒(じゅんしゅ):コクのあるタイプ
以上の4タイプに分類され、日本酒はこの4タイプのどれかに当てはまります。
以上のような内容で、90分があっというまに過ぎました。
女性の参加者が多いのには、ちょっとびっくりしました。
日本酒の好きな女性が増えるのは大変喜ばしい事です。
川亀の10年ものが濃い〜くて味がありました。
今回は 川亀大吟醸がメインでしたが、次回はどこの蔵元のお酒になるのか今から楽しみです。
【授業レポート:村上 浩一】
愛媛の地酒とつまみのマリアージュを研究する…講師は唎酒師で、しかも毎回異なる酒蔵のお酒と県産品のおつまみが登場、と聞けば、美味しいお酒と美味しい食べ物大好き人間としては参加しないわけにはまいりません。
マイ酒器を携えドキドキワクワクと大街道のセブンイレブンイートインコーナー(ここも居心地の良い空間!)に集合してみたら、予想を超えた楽しい出会いが待っていました。
まず、講師の先生から日本酒の分類の話や分類ごとの特徴などを伺います。日頃、何気なく「これはスッキリしてる」、「これは甘口」くらいの感覚で飲んでいた日本酒が、はっきりした基準を知ってから飲むと、また違った味わい方ができることの不思議さ。味わうことの「軸」を知るだけで、こんなに違うのか!というのは新しい発見との出会いでした。今回紹介された川亀酒造さんのお酒がさらに美味しく感じられました。
そして次の出会いは、おつまみとして紹介され、試食した県産の六次加工品たち。
・鹿肉の燻製(お酒のお供にぴったり!)
・ミレット(お米とタカキビやコキビで作ったポン菓子風のサクサク)
・青トマトの粕漬(瓜の粕漬みたいで意外な美味しさ)
・ブルーベリー(露地栽培の完熟物を冷凍)
・伊予柑スライスをまるごと使った伊予柑ピール(ねっとり美味)
こんなに美味しい加工品が県内に潜んでいたなんて知りませんでしたよ!
他の受講生のみなさんともたちまち打ち解け、味の感想を話し合い、各商品のPOP作りに頭をひねり、楽しい時間がまたたく間に過ぎました。
美味しいお酒と、美味しい食べ物と、この授業で出会えたのはそれだけではありませんでした。楽しい授業を聞き、皆で語れる場にも出会えました。この授業に参加しているということは、貴方も好奇心旺盛なお酒好きですね!と安心して交流できる居心地の良さはなかなかのものです。
ひとつの場から、いろいろな出会いや発見が生まれそうで、一期一会でなく“一期十会”という造語などを考えながら、帰途に着きました。
次回の授業も、参加しよう…。
【授業レポート:小池ひろみ】