前回の授業では鯛めしの「アイデア」だけだったので、イメージは沸いたものの、本当にできるとは思ってみなかったのが正直な感想でした。と、言うのも鯛めしは「そのまま食べる」のが王道で、変にいじると、本来の良さが失われると思ったからです。
中村先生から、2種類のレシピの実現を言い渡され、いざ始めると香りや工夫で「美味しさ」を予感させました。特に鯛めしコロッケは、梅、青のり、刻みのりの3色で衣の色を変え、串をさしただけで十分に美味しさは伝わってきましたし、ピザは生地が鯛めしのライスクリスピーです。こんがり焼けた鯛めし生地の上にチーズや野菜を乗せて、美味しくないわけがありません。予想を裏切る美味しさに皆さん驚かれていました。
まちづくり協議会の方がおっしゃってた「そのまま食べるのが鯛めしの良い所だと思っていたけど、こうして工夫すると更に美味しくできることを知った。残った鯛めしの活用にも役立つ」という内容にうなづきました。
今後はお店にも提案し、もしかしたら11月8日の風早レトロ祭にも出店予定とか。また参加させていただきたいです。スタッフの皆さん、今回もありがとうございました。(授業レポートM)
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前回の【企画編】で提案のあった「アイデア鯛めし料理」を6品に絞り、3班に分かれて試作しました。
試作品には和食、洋食など鯛めしをぜいたくに使用した幅広いアレンジ料理があり、中村先生のご指導を受けながらそれぞれの班が協力し合って2品目ずつ試作しました。
試作とあって鯛めしには大胆なアレンジが加えられており、そのままで美味しい鯛めしに手を加えることでどのように味が変化するのか心配しながらの試作でしたが、それぞれ鯛めしの美味しさを生かした料理が出来上がりました。
特に好評だったのは、鯛めしを薄く伸ばし鯛を型どって焼いた「鯛めしせんべい」、3色のパン粉で鯛めしを揚げ、団子風に串刺しした「坊ちゃん鯛めしコロッケ」、ピザ生地に鯛めしを使いトッピングにも鯛を使用した「鯛めしWピザ」で、本来の鯛めしの旨味をしっかり生かした新しい味を作りあげることが出来ました。
その後の意見交換ではそれぞれの料理の改善点や、今後このアレンジ料理をどのように生かし、いかに多くの方々に食べてもらえるかをみんなで話し合い、鯛めし普及に向けた今後の展開を検討しました。