参加理由: このいよココロザシ大学に参加するきっかけとなったのは、コーディネーターとして活躍されている山本康弘さんにご紹介いただけたことです。また、偶然にもこのイベントは私が在住している高浜町から海を渡っていけるという事でした。
松山には大学時代に南予から通学していたが、高浜に在住して1年、実はまだまだ松山の知らない事で溢れていました。これから先、私の人生の中できっと輿居島の体験はすばらしい経験をもたらしてくれるであろうと感じ参加をしました。
発見: 輿居島は思っていた以上に高浜から近海に面してあり、「なぜこんなに近くにあるのに、ずっと見過ごしていたんだろう」と感じました。船を渡るか、渡らないか・・自分で新しい学びや発見を閉ざしていた事に気づき、気持ちの壁のボーダーを超える事ができたようにも思いました。
学び: 輿居島には静かな時間が流れ、穏やかな景色が広がっており、市内では感じる事ができないような自然豊かな風景が広がっていました。提灯に一つ一つ絵付けしていく作業は、幼い頃に感じた何かに夢中になる、無心で書いていく喜びを思い出させてくれました。
また訪れて感じたのは、輿居島には決して利便性に富んだ場所ではなく、現代建築のような建物は少ない。けれど、「何かがなかったらしあわせになれない」と思っているとしたら、それは真理ではなく、今の生活や暮らしに大切な事や感謝を見出せていないのであると気付きました。
これからに活かす事・思う事: 高齢化が進む島の人たちの思いを受け継ぐ、そこから自分達で伝統を守りながらも新しい気付きにフォーカスし、これからの取り組みを大切にし継続させる事。そして外に情報を発信して、市内外を良い意味で巻き込んでいける事が重要であると感じます。
私の今回のイベント参加において、一番尊いものは気持ちのボーダーを外せた事。この事が今後まだまだ知らない、松山の歴史ある、情緒溢れる人々の魅力や地域を今後さらに発見する力になると信じたい。
【授業レポート:橋田一葉】