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参加理由: このいよココロザシ大学に参加するきっかけとなったのは、コーディネーターとして活躍されている山本康弘さんにご紹介いただけたことです。また、偶然にもこのイベントは私が在住している高浜町から海を渡っていけるという事でした。
 松山には大学時代に南予から通学していたが、高浜に在住して1年、実はまだまだ松山の知らない事で溢れていました。これから先、私の人生の中できっと輿居島の体験はすばらしい経験をもたらしてくれるであろうと感じ参加をしました。

発見: 輿居島は思っていた以上に高浜から近海に面してあり、「なぜこんなに近くにあるのに、ずっと見過ごしていたんだろう」と感じました。船を渡るか、渡らないか・・自分で新しい学びや発見を閉ざしていた事に気づき、気持ちの壁のボーダーを超える事ができたようにも思いました。

学び: 輿居島には静かな時間が流れ、穏やかな景色が広がっており、市内では感じる事ができないような自然豊かな風景が広がっていました。提灯に一つ一つ絵付けしていく作業は、幼い頃に感じた何かに夢中になる、無心で書いていく喜びを思い出させてくれました。
 また訪れて感じたのは、輿居島には決して利便性に富んだ場所ではなく、現代建築のような建物は少ない。けれど、「何かがなかったらしあわせになれない」と思っているとしたら、それは真理ではなく、今の生活や暮らしに大切な事や感謝を見出せていないのであると気付きました。

これからに活かす事・思う事: 高齢化が進む島の人たちの思いを受け継ぐ、そこから自分達で伝統を守りながらも新しい気付きにフォーカスし、これからの取り組みを大切にし継続させる事。そして外に情報を発信して、市内外を良い意味で巻き込んでいける事が重要であると感じます。
 私の今回のイベント参加において、一番尊いものは気持ちのボーダーを外せた事。この事が今後まだまだ知らない、松山の歴史ある、情緒溢れる人々の魅力や地域を今後さらに発見する力になると信じたい。

【授業レポート:橋田一葉】



【しまのわ分校8時間目】興居島十七夜・アートな提灯(泊編)
開催日:2014年7月12日10時0分
  • 受付期間:2014年6月23日 9時 〜 2014年7月11日 13時
  • 定員:20名
  • 参加対象:授業内容に興味ある方なら、どなたでもご参加いただけます。
  • 授業料:無料 
  • 準備物:昼食(興居島には昼食が帰る場所がありません)、新聞紙、絵の具、筆
  • *本授業は定員を設けていますが、お申込みいただいた方は全員参加できます。
    *作業中は濡れますので、汚れてもよい格好でご参加ください。
    *記録、広報用に写真や映像での撮影を授業中に行います。予めご了承ください。
    *本授業は参加無料ですが、興居島へのフェリー代金(片道240円/大人)が必要です。

興居島で毎年旧暦6月17日に行われる「十七夜」という祭に飾る提灯などをオリジナルに、自由に創作します。今回は膨らませた風船に和紙を張り乾燥させるタイプの提灯を創作します。
新しい提灯をデザインして、島の伝統・夜景を創りましょう!
創作した提灯などは十七夜、泊港待合室、泊港⇔高浜港を往来するフェリーなどに飾る予定です。
また、翌日に十七夜の本番を控えているため、準備にもご協力ください。
【協力】しまのテーブルごごしま

<十七夜について>
陰暦17日の夜、興居島厳島神社の神事に合わせ、船乗りの安全祈願などを込めた提灯を飾る祭。泊地区の各家庭で提灯を用意し、沿道に吊るす。沿道に吊るされる提灯は2kmほど連なる。
*「十七夜」は7月13日(日)17:00〜興居島にて

【授業の流れ】
(予)
09:25〜 高浜港→泊港
10:00〜 はじめに、授業内容紹介、自己紹介
10:20〜 創作提灯づくり、絵付け
12:00〜 昼食(各自持参)
13:00〜 創作提灯づくり、絵付け
15:00〜 片付け、振返り、記念撮影
16:10〜 泊港→高浜港、解散

この授業の開催は終了しました。

先生:中城光裕
アーティスト
1971年生まれ、松山市出身。 早稲田大学を卒業後、サラリーマン生活を経て、2010年よりアーティストとしての活動を本格始動。 自然と人、人と人、魂と人の3つの調和をテーマとし、エネルギッシュな作品を発表している。 また、自然の中での親子ワークショップを通じて、愛媛の魅力を発信している。 常設ギャラリー・浜田ギャラリー・松山市柳井町3-6-10・金、土曜日

コーディネーター:いよココロザシ大学
「誰でも先生、誰でも生徒、どこでもキャンパス」を掲げ、個人や企業、NPOが持つ知識や技術、経験などの価値を「授業化」し、学び合える仕組みを構築。 授業を教えてくれる市民先生は300人以上、2,000名以上の市民が「学生登録」し、500以上の授業にのべ30,000名以上が参加しています。

コーディネーター:山本康弘
八幡浜生まれの松山育ちの愛媛っ子。大学卒業後、3年半、今治の水産会社で働き、瀬戸内の魚が大好きになりました。魚に合う日本酒も大好きです。愛媛の農業・漁業と地域の活性化のため勉強中です。現在は、「学び」と「つながり」を育む”シェアハウス”を松山につくっています。

今回の教室:しまのテーブルごごしま(旧泊小学校:興居島)
住所:愛媛県松山市泊町618番
TEL:
行き方アクセス:高浜駅から泊港行きフェリーに乗船。到着後、徒歩2分。
2009年に廃校となった旧・泊小学校を活用した「しまのテーブル ごごしま」は、2013年夏にオープンしたカフェを中心に、アートや音楽などイベントによる交流、興居島の産品開発といった活動を通じて、ひとりでも多くの方々へ輪を広げ、楽しく学び/体感できる場となるよう運営を行っています。 また、しまのテーブルの基本理念である「しまの自然・しまの文化・しまの暮らしを学び、しまの未来を育む」を活かした、ワークショップや展覧会などを開催し、関連したアーティストの作品、グッズ、島の特産品などの販売も行うことで、興居島の新しい魅力の発信に繋がればと考えています。 みんなが楽しくふれあうこと、また語らうことのできる場として、ここから生まれる出会いや活動が、新たな島の豊かさにつながることを目指しています。