お魚大好きな子供と、自分たちが住む愛南町の生きもののことをもっとよく知ろう!!と参加しました。
梅雨明けはまだだったものの、曇り空からじんわりと太陽が照りつける暑さの中で、生きもの観察がスタートしました。まず橋越先生が取り出したのは、網目の細かい大きなネット。それを4人がかりで川の流れに向かって大きく広げ、生きもの捕獲に挑みます。
子供たちはたもあみを手に、思い思いの場所で生きもの採集。高校生のお姉さん方も、長靴に水が入ってもなんのそので、しばし童心に返ってのいきもの採集は続きます。
採れたのは、ヨウジウオ、マハゼ、ミミズハゼ、ヌマチチブなど。潮の干満によっては、淡水と海水が混在した汽水域である御荘湾ならではの、もっと様々な生き物が採れるらしいのですが、ほぼ満潮に近かった今回は、太田先生曰く、特別珍しい生き物は採れなかったとのこと。それでも私にとっては、どの生きものも「はじめまして」のものばかりで、とても興味深かったです。
その後はホテルサンパールに場所を移し、御荘湾の水生生物に関することを太田先生に、植物と鳥類に関することを橋越先生に授業形式で教えていただきました。南宇和高校の自然科学部の生徒さんが前日に採っておいてくれていたというドロアワモチを手に取って触れるという貴重な体験もでき、とても有意義な観察会となりました。
(報告=竹田裕子)