新潟生まれの私にとって『タンポポと言えば、鮮やかな黄色』。在来種と外来種の違いしかないと思っていたのに、驚いた! 愛媛のタンポポは真っ白だ。しかも、大洲はタンポポのホットスポットと呼ばれているらしい。タンポポにもいろいろ種類があるのだろうか? ここ大洲には、オオズタンポポ(仮称)なるものまで存在するという。
愛媛県が初参加した2010年のタンポポ調査結果の解説に加え、橋越先生が次々と繰り出す映像やエピソード。顕微鏡を覗いて観たタンポポの花粉。瞬く間にタンポポの世界へと引き込まれていった。
今日のメインテーマでもある「タンポポ調査 西日本2015」への参加方法を教わる。授業前に先生が大洲市内で採取したタンポポの花を使った。調査には花(花、花粉、種子)だけ採取すればよい、葉は必要ない。
話をひととおり聞いたあと、皆で屋外調査へ出かけた。花や種、花粉を採取し、先生にコツを教わりながら、調査用紙への記録や貼り付けをしてみた。位置情報は、携帯やスマホで意外と簡単に調べることができる。
市民参加型のこの調査は学術的にも価値が高く、いろいろな発見があるそうだ。ちなみに、この調査は東日本では行われていないそうで残念だ。先生によると、調査地点は1キロメートルほど離れていることが望ましいとのこと。タンポポ調査は来年の3月〜4月が勝負! タンポポをたずね、早春の野に出てみるのもわるくない。(報告=内子のたんぽぽ)