このレポートは、当授業を担当していたコーディネーターの内藤がお届けします。
松山市都市環境学習センターと松山総合公園をキャンパスに、2013年の4月から毎月1回開催してきた「ゆるゆる青空教室」も、今回の授業で目標の1年(通算12回)をやり遂げることができました。
最後の授業のテーマは「椿」。全員が自己紹介して松山総合公園の椿園を散策しました。
その間、自然の色の数を意識して数えたり、「自然の紋」のカードへそれぞれオリジナルの「紋」を描いて見せ合うなど、いつものようにネイチャーゲームを楽しみました。
参加者が落ちた椿の花をブーケのようにまとめ、今度「椿」をテーマに授業をするときは、竹を割ったトレイ等を用意して、みんなでそれに花を盛ると良いのでは?と、楽しみ方を提案してくれました。
授業の中で繰り返し井上千春先生がおっしゃっていた「分かち合い」が浸透したのを実感し、うれしく思いました。
最後のふりかえりでも、これからも「身近な生物に関心を持ち大切にしていきたい」とか、「ここで学んだことを周りにも伝えていきたい」との声が多く、続けてきた甲斐があったと感じました。
平日の午前中の開催ということで、新規参加者の集客には苦労しましたが、当初からの目標であった「週末に参加できない人のため」や「子育て中の主婦にこそ生物多様性を伝えたい」という目標は達成できたと思います。
主婦だけではなく、学生や高齢の方、また意外と地元の松山市外からの参加者も多く、遠くは八幡浜から通ってくださった方もいらして感激しました。
一年間続けることに意義があったと思います。「ゆるゆる青空教室」に参加してくださった皆様。毎回、松山総合公園の利用許可を出していただいた松山市公園緑地課の担当者様。総合公園管理事務所の皆様。施設の利用や備品の使用、毎回素敵なクラフトを指導してくださった松山市都市環境学習センターのスタッフの皆様。そして先生になっていただいた井上千春さん。一年もの長きにわたり大変お世話になりました。ありがとうございました!
2013年 4月 「竹」
5月 「はっぱ」
6月 「アジサイ」
7月 「ため池」
8月 「トンボ」
9月 「秋探し」
10月 「木の実」
11月 「樹の模様」
12月 「冬の色」リース&門松作り
2014年 1月 「植物のつる」
2月 「水鳥」
3月 「椿」
【授業報告:内藤正人】