愛媛大学メディアセンターの中で久しぶりに
大学の授業を受けるような感覚で授業に臨みました。
先生である斉藤さんのお話の中で特に印象が残った言葉は、
■ 広く告げる=広告の在り方が変化してきた
■ 一方的な「伝える」から「感情を共にする、共感」の時代へと
シフトしている
■ 顧客をコントロールするのではなく期待を感動で上回ることを
繰り返すことが重要
などなど、人の受容する感覚が変化してきていることを改めて実感しました。
モノを購入する際には、企業の宣伝だけを見て購入する人は今の時代
少なくなっており、
大勢の人が購入者の口コミやレビューや評価を見て買う。
ブランドイメージも売り上げを決めるのも、
もはや提供する側の役割ではなく買う側の役割になってしまっている現状があります。
では提供する側は何を努力すればよいのか?
斉藤さんは「これまで感じていても口にしなかった、商品への不満や改善点=サイレントマジョリティの声に耳を傾け、本当に消費者が必要としているモノに近づけていく努力をするべき」と話されていました。
言われてみれば当たり前のことかもしれませんが、
いつの間にか、調査することや広告を貼り付けることに投資してしまい、
商品自体へのこだわりが薄くなっていた大量消費社会に、
ソーシャルメディアが普及したことで、改めて商品の真価が問われる時代に変化した(戻った?)のかもしれません。
一昔前の「あんたが言うなら信用して買うわ!」
なんていう向い合った関係性とは少し異なりますが、
とはいえ今の時代こその「共感」から行動につながる流れをソーシャルメディアは生み出せるツールなのかもしれないとお話を聞きながら感じました。
【報告:竹下 愛】