真珠というと、フォーマルな装いの必需品というイメージですが、
数ある宝石のなかで唯一、「生きものが生みだす宝石」であることを
認識している人は少ないのではないでしょうか。
真珠は二枚貝(主にアコヤガイ)の中に核を入れ、
そこにあの艶やかな真珠層が巻きつくことで生まれます。
養殖で用いる核は、ドブガイ(淡水に棲む二枚貝)で作られることが多く、
いってみれば「異物」です。(自然界では砂が入ることが多いとか・・・)
そんな異物を包み込んで、自分のからだに害のないものにしようとする
生体防御反応を利用しているのが、真珠の養殖技術です。
真珠の成長には、海の環境(水質、水温、地形など)が大きく関係し、
愛媛県の宇和島市は「日本一の真珠養殖のまち」です。
この授業では、宇和島にある真珠養殖現場を訪ね、
真珠の核入れから取り出しまでの過程を見学(一部は体験も)します。
先生の土居さんからは「質のよい真珠」の見分け方も
教えていただきますので、これを聞くと
真珠店でも堂々と店員さんと接することができますよ!
天然の真珠は世界にひとつしかないという意味で、一期一会の宝石。
ご希望の方には、自分で取り出した真珠を
「myパール」として、アクセサリーに加工いただくことも可能です。
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昼食は宇和島市中心部にある「地域体感カフェ 五感」に移動し、
アコヤガイの貝柱を使ったお料理を今回の授業のために
特別メニュー(ドリンク込み1,500円)でお願いしています。
真珠づくしの宇和島パールツアー、どうぞお楽しみに!