課題本は、今年映画が公開されることでも話題の『永遠の0』。
私は授業の前日に読み終えたばかりでした。
皆さんの感想を伺っていて面白かったのは、男女で読み方が違うこと。
戦闘機に詳しい男性陣はリアルにイメージを膨らませながら戦闘シーンを読まれていましたが、
興味のない女性陣はさらーっと斜め読みしてしまう。
男性陣には今回の読書会に女性が多いことが意外で驚かれたようです。
また読者の年代によって戦争への心理的な距離感が異なり、ご両親やご祖父母の戦争体験と重ね合わせながら感想を述べられていた方も。
自分が戦争についてあまり関心を持っていなかったことに対する反省や、次世代に戦争を語り継いでいくことの大切さを感じられた方もいらっしゃいました。
とはいえ硬い話ばかりではなく、「映画化の主人公はどの俳優がイメージに合うか」とか、「どうしてこの本がベストセラーになったのか」という裏話や、作品への厳しいツッコミ・ダメだしもあり、楽しい時間でした。
ゲストの祐村店長の、歯に衣着せぬ率直なご意見が刺激的で。
その中でも「フィクションはフィクションとして読むべき」というお言葉が印象に残りました。
そして、本を読んで感じることは一人一人違っていて当たり前なのだから、
もっとネガティブな感想が出てもいい、とも教えていただいて、勉強になりました。
初めてのココ大授業で緊張していましたが、
コーディネーターの杉浦さんをはじめ、皆さんの温かい雰囲気でリラックスして参加することができました。
ありがとうございました!
【授業報告:ゆき】