梅雨の季節、外に出るのが億劫になりがちですが、そんな時に届いたメールが「道後温泉開運めぐり〜円満寺編〜」の授業開催のメールでした。「おもしろそう」と思ったので、すぐさま「参加申し込み」しました。
授業当日は、雨は小降り。気にする程でもなくて、反って気温が低めで気持ちがいい感じです。集合場所は、道後温泉駅の「からくり時計」前。案内所の方の名調子の説明に観光客にでもなったような気持ちの盛り上がりを感じながら、授業はスタートしました。
まずは、駅から東の方向に歩いていきました。正面に見えて来た伊佐爾波神社の上まで続くしっとり濡れた木々の緑と石段の美しさに感嘆。「昇りたい」と思ったものの、今回は手前で左折して冠山へ。少し残念。
冠山の短い石段を昇ると、右手に「中嶋神社」がありました。先生に柑橘とお菓子の神様を祀っていることを教えて頂くと、参加者一同、柵の石にお菓子の会社の名前が刻まれているのを見て納得。それから、奥にある道後温泉の守護神「湯神社」へ。「茅の輪くぐり」をした後、神社の裏手を更に進むと、そこからは何と絶景が。
道後温泉本館とその周辺が見渡せてタイムスリップしたような眺めでした。本館の縁側で浴衣姿で涼んでいる人も何だか絵になっていて、ミニチュアの町を見ている感じがしました。
山を下るとすぐに円満寺。極彩色の4メートル弱の大きなお地蔵さんは奈良時代の作だそうで、「延命地蔵」、「火除け地蔵」として知られているそうです。後で作る「お結び玉」は、このお地蔵さまに願掛けします、とのこと。確かにこの大きさと色使いは、ご利益がありそうです。
円満寺では、住職のお母様のご説明を受けながら三十三観音像も見せて頂き、やさしそうな表情に癒されました。
そして「レグレットカフェ」へ。このカフェ、小さめの入り口とすぐの畳敷き、それから二階の木枠の窓など、古い民家の趣が素敵でした。道後全体の雰囲気といい、このカフェの佇まいといい、懐かしさも感じられて素直に「いいね!」です。
参加者で自己紹介をした後、いよいよ「お結び玉」の制作に。久しぶりに手にする針と糸で、いざ開始。知らない間に熱中しつつ、先生にしっかりサポートして頂いて、何とか一つ完成。裁縫の楽しさに目覚めると共に、道後の活性化にほんの少し手伝えたかな!?と思いました。
最後は、記念撮影。やさしい参加者の方々、先生の方々、ココ大の方々と過ごした今日の授業、名残惜しい思い出の一日になりました。
【授業報告:清水 陽】