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愛媛には手漉き和紙がいくつか残っていますが、四国中央市にもあるそうです。そういえば、四国中央市は日本一の紙産業のまち。この授業の先生は同市の「紙のまち資料館」の元館長・谷さんでした。

まずは紙についてのお話を聞きました。紙のルーツが中国にあるのは知っていましたが、人間と紙との関係をひもとくと、「書く(記録媒体として)」「包む」「拭く」という紙の3つの役割があったそうです。他にも、麻の繊維は紙としての役割の前に「衣服」になっていて、私たちの生活に植物(繊維)が欠かせないものであったというお話がありました。

また、野菜の繊維で作った紙も見せていただき、「これ何でできているかわかりますか?」というクイズも。答えはキュウリやニンジンなどだったのですが、これにはびっくりでした。植物はなんでも紙になるんですね!

最後に、布は縦糸と横糸が交差しているのでリサイクルするのは難しいけれど(リユースはできる)、紙は短い繊維が層になっているだけなので、水に溶かせば何度でも紙として再生できる。エコロジーな素材であり、生物の環境保全にもつながるという話があり、紙について見直す機会をいただきました。

後半は、マニラ麻を材料にハガキサイズの紙漉きを体験しました。初めての体験でしたが、世界に1枚のハガキ。しばらくは出さずに飾っておこうと思います。貴重なお話と体験をありがとうございました。
(報告=MM)

 

 



 

イオンモール新居浜公開授業「世界に1枚!!オリジナルはがきを作ろう」
開催日:2013年5月25日16時0分
  • 受付期間:2013年5月16日 7時 〜 2013年5月23日 12時
  • 定員:20名
  • 参加対象:どなたでも
  • 授業料:無料 
  • 関連リンク1:紙のまち資料館
  • 準備物:・汚れが気になる方はエプロンなど
    ・手ふきタオル
  • この授業は抽選日を設けてはいますが、「先着順」の受け付けといたします。

    お申し込みいただくと、事務局から受付の自動配信メールが送られ、
    その後に「参加確定」のメールを別途お送りします。
    もし、2日たっても「参加確定」メールが届かない場合は下記にご連絡ください。

    Email: wonder.ehime@gmail.com

えひめの自然と暮らしをつなぐ〜いよココロザシ大学公開授業〜

四国中央市といえば「お茶」と「紙」。
今回こちらの授業では紙すきを体験!自分だけのオリジナルはがきを制作します。

そんな「紙」。
普段はあまり意識しないと思いますがプラスチックや鉄と違い、太陽や水や土など自然の恵みを受けて育つ「植物」の繊維と「水」から出来ています。先人たちは試行錯誤しながら紙を作るのに適しているのは楮(こうぞ)や三椏(みつまた)などの植物であることを発見します。紙の使いやすさや生産性も考えられてくると様々な道具なども発明されます。

このような人々の暮らしの「必要性」は、昔から身の回りの植物や動物、自然からの恵みから成り立っています。それを私たちは「内なる生物多様性」と呼んでいます。

現在多く使われている紙とは違う、昔から作られてきた「和紙」の作り方のような方法で
紙を自分で作ってみる事を楽しみながら、紙を今一度、よく見てみませんか?

講師は四国中央市の「紙のまち資料館」元館長の谷順三さんです。

【授業の流れ】
16:00あいさつ
16:05紙のお話〜はがき作り
17:20アンケート
17:30終了

この授業の開催は終了しました。

先生:谷順三
四国中央市紙のまち資料館 初代館長 元紙のまち資料館運営協議会事務局長 現在、手漉き和紙指導員及び紙講座講師として 紙のまち資料館で活動中

コーディネーター:内田年泰
授業コーディネーター(WONDEREHIME)
東京でカメラマンをしていましたが 2011年末に西条に<Iターン>してきました。 主に東予地区での授業を担当しています。 愛媛県自体、豊かな自然に恵まれていますが、 自分たちの本当に身近なところにあるすてきな自然をみなさんと楽しく体験し、考え、 もっと地元に愛着がわくようになればと思っています。

今回の教室:イオンモール新居浜
住所:新居浜市前田町8-8
TEL:0897-31-0500
行き方アクセス:いよ西条ICから車で15分、新居浜ICから車で15分