今回 "ココロザシ大学 初参加" させて頂きました。
お料理を頂きながら「ジビエ料理」を学ぶ授業です。
会場となった西予市宇和町の「松屋旅館」は
犬養毅を始め、多くの政治家・文人等が愛した歴史ある老舗旅館。
その七代目ご当主であり、また農学博士でもある 「大氣新平」氏が
今回シェフ兼講師を務めてくださいました。
ジビエとは、野生の鳥獣(猪・鹿・ウサギ・キジ等)を指します。
この授業の参加者は、午前中に行われた「イノシシ解体編」に
引き続いて参加された方ばかりで、ジビエの中でも
「イノシシ肉」を用いた大氣シェフの創作料理を頂くことになります。
松屋旅館の大広間に入ると、すでに沢山のお料理が並んでおり
私達は早速お食事タイムです♪
前菜などを食べている間、大氣ご夫妻が側で焼き物を作ってくださってます。
●テンダローイン肉の生ハムとクリームチーズの市松風前菜
●テンダローイン肉の生ハムと有機野菜のサラダ
●テンダローイン肉の生ハムの山かけ
●ロース肉のぼたん鍋(野菜の飾り切りも美しかった)
●ロース肉ともやしの陶板炒め
●バラ肉・脂身のソテー(竹宝塩をつけて)
●イノシシ肉ソーセージのホットドック
●フルーツ
イノシシ肉は昔のイメージとは違って臭みもなく、柔らかく、脂も甘く
本当に美味しいお肉だということを実感しました。
途中、参加者の自己紹介をしながら、和気藹々と楽しいお食事会でした。
お食事会の後は、スライドを見ながら
大氣先生の「ジビエ料理とは?」の講義を拝聴。
イノシシ肉は低脂肪で、コラーゲン・ビタミンB群・
カリウム・リン・亜鉛が豊富なので
ダイエット、美肌、関節の痛み止めなど様々な効果があり
老若男女問わずの薬食(健康食品)であるとのこと。
ジビエは、実は日本でも太古から普通に食されていましたが、
宗教などの歴史的事情により、
日常的に食卓に並ぶ習慣がなくなってしまっただけなのだそう。
だから、獣肉を食べることは決して珍しいことではなく
あらためて美味しい食材として推奨すると共に
生き物の命に感謝し、有難く獣肉を頂きましょう!
・・・というような大変タメになるお話でした。
美味しいお料理を食べるだけではなく
歴史ある場所でジビエの歴史を学ぶことができ、
命を頂く有難さも教えて頂き、大変有意義なひとときでした。
ご一緒した皆さんも、初対面にもかかわらず気さくな方ばかりで楽しかったです。
また是非、他の授業も参加させた頂きたいと思います。
(報告=稲田美和)