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【1455634通信072号】臨時増刊◎当たり前の家づくり

2012/09/25

こんにちは。編集局の井上です。

今回は「宮大工の技がつくる眞鍋さんちで家づくり体験」
という授業をご紹介します。

おうちを建てるのは大工さん。
お寺や神社をつくるのは宮大工さん。
宮大工さんとふつうのおうち。
どうやったら、つながるの?と思っていました。

それを見事につなげたのが、施主の眞鍋久美さんでした。
高知出身で、高知周辺の観光とおいしいもの情報に詳しいブロガーの彼女が、縁あって結婚、愛媛に引っ越し、新居を建てよう、
となったとき、

「AかBかCか、と聞かれて、どれもやだ!って(笑)。
 決まったパターンから選ぶのではなく、
 私たちの暮らし方やこだわりに添ってほしかったのです」

住宅建築に携わるあらゆるところに相談した末、
眞鍋さんがたどりついたのが、高橋寺社建築の高橋さんでした。

「家への思いを全部ぶつけました(笑)。
 できることはやってくれるし、
 できないことは、その理由をきちんと説明してくれる。
 ものすごい安心感がありましたね。」

「昔は、どの集落にも大工さんがいて、
 お宮だけでなく民家の新築や修繕をやっていた。
 地元できちんと仕事をする、
 当たり前の大工になりたいと思って。」

今回の授業の先生である宮大工の高橋さんは、
何か手に職を、と思って大工を選び、習い、学ぶうちに、
奈良県の宮大工さんの元へ修行に行ってきたのだそう。

宮大工とふつうの大工さんのちがいをたずねたら、
「使う道具の種類が、たくさんあることです」

見上げれば、太く、黒い梁。
大正5年に建てた高知の古い民家から大切に取り出した古材を施主さんが譲り受け、宮大工さんがその手で磨き、
その手で刻んで梁に据えたのだそう。
施主さんの思いと宮大工さんの技が、真新しい白い屋根材の中に、
渋く光っていました。

授業では、そんな高橋さんの宮大工道具の数々を見せていただき、
実際に鉋を使って、木材を削る体験をします。
左官さんにも来ていただいて、竹小舞・土壁塗りの体験もできるそうですよ。

授業のコーディネーターは、横山さん。
友だちの眞鍋さんから新居をつくるという話を聞いて、
家づくりの現場を授業にしたら面白いな、と会議で提案したところ
ココ大メンバーから、思いもよらぬたくさんの反響がありました。

「軽い気持ちで企画したので、びっくりしました。おかげで、
 宮大工というお仕事や、伝統的な木造の家づくりに興味がわいて
 深く学ぶいいきっかけになりました。」

施主さんのブログ「まちコン」に、眞鍋邸の棟上げの様子が。
http://ukiki.machicom.com/2012/09/--99.php

「宮大工の技がつくる真鍋さんちで家づくり体験」のお申込みはこちらから!
http://www.1455634.jp/fsusvles.php?ini=90




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