コンテンポラリー・ダンスのことは初心者として授業を受けました。講師の上念省三先生の分かりやすいお話は、今まで何処かで遠ざけていたダンスの世界を少し近づけてもらった気がします。
少し難しすぎるところもありましたが、ビデオで観た泉鏡花原作の「春昼後刻」を表現するサイトウマコトの作品は引き込まれるところがあり見入ってしまいました。ただやはり初心者には理解しにくいところも多かったので上念先生の説明を聞きながらダンスを観ることで少し理解が出来た気がします。
そして冨士山アネットの作品「3つのビル〜物質の価値についての3すくみの様相」から「Vessel」は、とにかく不思議な世界です。ダンスにしてはそれぞれがバラバラに表現をし過ぎていてそれはダンスなのか?演劇なのか?普通理解しにくい表現を逆に観ている人間が想像していくという面白さもありました。想像力をかき立てられ、自分にとっては入り込みやすい作品でどちらかといえば後者の方が興味を抱くことができました。
普段は何も考えずに観ることが多いダンスですがこういう風に解説を聞きながらその世界について知っていくのも刺激になるな、と思います。ダンスを観ながら解説を聞きその後皆さんと感想や気持ちを共有ということはめったにないことなのでとても貴重な時間になったと思います。やはりダンスの世界もまだまだ奥深いものですが、その世界に触れることが出来て良かったと思います。ありがとうございました!
【報告:koiron】