1) はじめに
いよココロザシ大学の授業に初めて参加しました。
いよココロザシ大学で行われている授業に参加してみたい、自分が知らないあかもくとはどんなものかを知りたい、という2つの漠然とした理由から受講しました。
今回の授業テーマは、「あかもく」。あかもくというものを今まで知らず、事前に知っていたのは、海藻ということのみ。今回の体験でどんなことを知り、どんな刺激を受けて帰ることになるのか、緊張の面持ちで会場に向かいます。
2) 授業前
愛顔の食卓に初めて入店。すごくいけいけな感じの男性が出てきたらどうしようかという不安がありました。しかし、そんな不安もすぐに払拭されました。入店すると、物腰の柔らかい男性と、おじさん方が談笑しており、一安心。お店自体も入りやすい雰囲気です。
お店に入ると、他の方につられてNICE CREAMを購入。100%植物性のソフトクリームで、食事制限がある人などにも味わって欲しいという願いのもとで開発されたそう。その開発に尽力されたお話を少し聞くことができ、学長さん達の素敵さを知りました。
3) 授業内容
小学生の可愛らしい生徒さん2人と共に、計7人での受講。三崎漁業協同組合の阿部さんから、あかもくについてやあかもくの調理の仕方を学び、お刺身の切り方までレクチャーを受けました。最後には、ご飯の上にあかもく・太刀魚・ハマチ・さざえを乗せた海鮮丼を食べることができ、大変満足度の高いイベントでした。
あかもくは近年、スーパーフードとして注目を集めている海藻です。全長8メートル程までに成長し、非常にねばりけのある海藻であり、その特性から漁船のスクリューなどにも絡まることがあるので、漁師さん達にとっては非常に邪魔な存在。別名「邪魔もく」とも呼ばれるものであったらしいです。
だからこそ、あかもくを商品化しようとした時、周りからなかなか理解されなかったと。それでも阿部さんらが奮闘されて、商品として売り出すことになりました。阿部さんは、海の男というような感じでもありましたが、皆に優しく、多くの作業を手際よく進めてくださり、色んな質問にも気軽に答えてくださる格好良い男性でした。
あかもくは、磯臭さがなく、すごく食べやすい。癖がないので、色んなお料理に使えそうです。これからの季節に、おそうめんの中に入れたり、納豆とオクラと混ぜて食べたらいいよねとか、皆さん色んなアイデアを出してくれました。ラーメンに入れたり、パスタにいれたりもできるそう。お好み焼きの中に入れたらふんわりとして美味しいとか、色々と使い道がありそうです。
あかもく以外に、冷凍保存の太刀魚とハマチも用意してくださっており、最近の冷凍技術の進化をも知りました。解凍してもドリップが出ず、鮮度が高く保てるということで、そちらも実食。大変美味しくいただきました。
4) 最後に
皆で調理体験をして、一緒に食べ、浮かんできた疑問を解決する。お腹は満足で好奇心も満たされ、とても楽しい午後の一時でした。何より、あかもくを調理に利用していきたい、三崎漁港に遊びに行きたいと思える講義でもありました。
今後もまた参加し、色んな方との関わりをしていきたいと思いました。講座を開いてくださったいよココロザシ大学さん、講師の阿部さん、そして一緒に参加された皆さんに感謝の念を述べて、初めてのいよココロザシ大学体験記を終わりとします。ありがとうございました。
(授業レポート:N)