ザ・リコピンズの辻本さんが15年前にトマト農家を始めたところから、現在の加工品やレストラン経営に至るまでの話を聞けて本当に面白い授業でした。
トマトが大好きでトマトを沢山食べたいと思ったところからトマト農家さんになったこと、奈良からご主人を引っ張ってきたこと、向上心がなくならないことや行動力があるところ、どこをとっても魅力的な生産者さんでした。
中でも興味深かったのはやはりトマト栽培に関するお話でした。
授粉の際にクロマルハナバチに授粉作業を任せることで農家さんの手間は省け、「ホルモン剤」を使うよりもちろん自然な形でトマトができあがるという、理にかなった方法だと思いました。それも辻本さんとご主人のできれば農薬を使いたくないという想いからきているもので、こういう生産者さんがいるから私たちは安心安全な野菜を買って食べられているのだと感じました。
また、「収穫時期始め頃のトマトは、外側は赤いけど中身が熟しきっていない。終り頃になるとまだまだ実はあり中は熟しているものの外側は青いまま」といった、トマト作りのプロだからこその知識を聞けたことでトマトに関する新しい発見がありました。
私は農業やものづくりに興味がありますが、今回の授業で辻本さんからトマト農家や加工品作りの話を聞き、機会があればぜひもっと深いところまでお聞きしたいと思いました!
【授業レポート:佐沢 瑞紀】