今回の「出汁あじ・郷土あじ」授業に参加して、たくさんの見た目も美しく味も美味しいたくさんの料理を目の前にして、「愛媛に生まれて本当に良かった、なんて自分は恵まれているのだろう」って、豊富な自然の恵みが身近にあるこの環境に生まれたことに感謝しました。
それと同時につくづく自分は愛媛の郷土料理について知らないなと思い反省しました。私を含め参加者が、これらの料理を自宅で作ることがないという結果にびっくりしました。このままでは、愛媛の伝統が失われてしまうと危機感さえ感じました。
授業当日は、愛媛の海産物料理を知り尽くしたプロである県内各地の漁協女性部の皆さんから、直接教わることができました。日頃これであっているのかな?って、疑問に思いながら適当に済ませていた魚のあらからの出汁の取り方を教わったり、今日はこの魚使っているけど、えびでもつくれるよという別の食材での作り方を教えてもらったり、コツはここで粉をいれてやること!と、料理本には載っていないプロしか知らないもっと美味しくなるコツを教われたことは、本当に貴重な学びでした。
今回のために、漁協女性部の皆さんが前日や早朝から、食材の準備を入念にしてくださっていたことを知り、深く感謝しています。この日学んだことを自分だけで終わらせず、少しずつですが自宅で作って身近な人と一緒にわかちあっていきたいと考えています。(授業レポート:藤江直子)