とても素晴らしい授業でした。
先生である大石さんは、「伝統工法の家作りを伝えていかなければ ならない」とおっしゃって
いました。日本の昔ながらの家作りの伝承。今回、長男(小2)に少しでも何かを感じて欲しい
と思い参加しました。しっかりとした木組みの家作り。小さな建て前。
大人も子供も釘付けでした。出来上がりの力強さは素晴らしいこと。現代の家にそんな力強さは
はたしてあるのでしょうか。ほんの数ヶ月で出来上がる家。工場でカットされた材を使い、
効率よく出来上がる家。寂しささえ感じます。効率を求める世の中ではありますが、
本当に大切なことを見失わないようにしたいものです。未来の子供達に何を遺せるのか。
今回の授業を通して、今一度私達大人が考え、子供達にしっかりと伝えて行けたらいいな、
と切に願いました。出来上がった立派な家に子供達が群がりジャングルジム状態に。
子供は素直に心地良さを感じているのでしょうね。
大人も子供も充実した一日でした。ありがとうございました。
【授業レポート:内原】
「体験!プチ建前」という授業に家族4人で参加させていただきました。
授業ではまず、伝統構法という釘を使わない家の建て方について教えていただき、
ミニチュアの家を参加者で協力しながら建てていきました。ミニチュアと言っても
子どもたが何人も登ってもビクともしない頑丈な作りで、あまりの立派さに大人の私でも
ワクワクしながら建っていく様子を見させていただきました。
作業工程の中で、木材をくり抜くのみや、板を削るカンナなど、珍しい大工道具も沢山
見せていただき、とても興味深かったです。
近年、職人の数の減少に伴い、職人が使う道具を作ったり手入れしたりする職人も減少
しているとのこと。大工道具をわざわざ兵庫まで持って行かないと手入れ出来ないという
話に驚き、伝統の技を受け継ぐ大変さを感じました。
工房の中では「カン、カン。」と木を打つ音が心地よく響き、最近では聞かなくなった音
だなぁ、と25年前の我が家の建て替えを思い出し懐かしさを感じました。
物作り大好きな次男と、建築家志望の長男はすっかり大工の世界に魅了されたようで、
将来は地震に強い家を建てたいと、目を輝かせていました。
貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。
【授業レポート:二宮えみ】
私は、作業するところに入ったら、道具や今から組み立てる木があったのでびっくりしました。
また、すごくたくさんの人がいました。まず始めに、道具の使い方を説明してくれました。
次に、昔からの木のつなぎ方を教えてくれました。
大工さんが、昔の作り方ではいろんな道具を使っていること、どんどん大工道具を作る人が
減ってきていることを教えてくれました。今では、昔の作り方で作る人たちも、昔の道具も
衰えてきているそうです。そういう大工や道具をつくっている人が増えて欲しいです。
次に、木を組み立てていく体験をしました。
初めは緊張して手を挙げられなかったけど、お兄ちゃんが行った後は手を挙げられました。
私も組み立てをやりました。トンカチが思うように動きませんでした。今回の体験では、
組み立てる木を3人ぐらい支えていますが、本当の家では、6〜7人ぐらいで支える
らしいです。組み立ての完成後には、みんなでジュースを飲んで休憩しました。
最後は、箱を作りました。箱を作るのに溝の掘り方が工夫していることがわかりました。
【授業レポート:岡本沙和】