当日は快晴!
シンボルツリーの木陰に100名近くの人が集まり、ゲストの美甘子さん、学長の泉谷さん、事務局の山本さんの3人の話に引き込まれるように、いよココロザシ大学の開校式は始まった。
可愛い花柄の着物を着た美甘子さんが、楽しそうに話す歴史の話。
龍馬さんはこんな手紙を書くような人だから会ってみたいとか、浮世絵を見ながらもし自分がその時代にいたらどんなことをしていたか想像してみるとか、歴史というとどうしても暗記科目というイメージが拭い去れない私も、教科書の登場人物が知り合いのような気になって、明日からの生活がちょっと楽しくなりそうな予感。
こうやって新しい世界を教えてくれるのが、この大学の授業なのだと実感。
美甘子さんは他にも着物が好き、昔ながらの喫茶店が好き、フジロックが好き、子どもが好き、地元大三島が好きと話題が尽きない。
開校式の後に大三島の授業に参加して、また美甘子さんに他のテーマでも授業をして欲しいなって思った。
なんというか、美甘子さんの主観が入った話、楽しそうに語る話を聞いてみたい。
そして、確かに美甘子さんは多趣味だけど、誰にでも好きなことはある。
誰でも先生になれるってこういうこと。何でも授業にできる。この大学の魅力ってこういうことなのかと、また実感。
学長の泉谷さんは、愛媛出身ではない。
映画の撮影場所を探していると、日本にここしかない!という風景が愛媛にはたくさんあるそうだ。
いつも自転車や車で通り過ぎる場所の話も出てきたので、今度立ち止まってみようって思った。
美甘子さんは愛媛を離れ東京で暮らして、愛媛の魅力にたくさん気付いたという。
だって島での生活って、同じ愛媛の私が聞いても新鮮。
山本さんはずっと愛媛に住んでいるけど、いよココロザシ大学でたくさんの人と関わる中で、愛媛を再発見したそうだ。
この3人のように、愛媛との関わりはさまざま。
いろんな人が先生になって、いろんな場所がキャンパスになって、いろんなことが題材になる、そんな大学がスタートすることで、愛媛に住むことが確実に面白くなる。
きっと知らなかったことがたくさん発見できて、人に自慢したくなる。
いよココロザシ大学のウェブにそう書いてあるけれど、今日リアルに確信できた。
来月の授業を教えてもらい、今年来年これからさらにどんな授業があるのかなぁと楽しみになった。いろんな授業に参加することもできるし、ゼミ・サークルなどへ深堀していくこともあるとか。
今日のキャンパス、休日の堀之内公園に腰を下ろしたのは実は初めて。
青空の下、芝生の上を子どもたちが駆け回ったり、ランニングする人がいたり。
早速、身近な素敵な場所を再発見できて、今度はお弁当を持って来たいなと思った。
<報告:横山 史>