授業レポート1)
“初めてのいよココロザシ大学の授業への参加。そしてなんと1人での参加、、、”ということで当日はドキドキワクワク、そして少し不安を感じながら集合場所へ向かいました。1人でも、どうしても参加したいと思ったのが今回のこの授業でした。「風薫る」「千町棚田」「お茶摘み」この授業のキーワードは私の心をくすぐるものばかりでした。
千町棚田という場所は何と素敵なところでしょう!どこまでも続く新緑と澄み渡るきれいな空気、心ほぐされる自然の音たち、、、息を大きく吸い込まずにはいられませんでした。千町棚田に行けただけでその日関われる全ての人々に感謝したい気持ちでした。
まずはお茶摘み体験です。お茶の葉がどのようにしてできるかも分からない状態でしたが、加茂蕎麦クラブの先生にご指導いただき1枚1枚葉を摘みました。いざ摘みだすと止まらないものです。一心にお茶の葉を見つめていました。お茶の葉ができるまでに多くの時間と手間がかかることにとても感心しました。そしてそれ以上に印象に残ったのは、あれほどきれいな黄緑色のツルツルしたお茶の葉が、様々な過程を経て私たちの飲むお茶になるということでした。自然と命の繋がりをひしひしと感じました。お茶摘みの間にもいよココロザシ大学や加茂蕎麦クラブの人々が気軽に話しかけてくださり、私の中の幸せのボルテージは既に最高潮に達していました。
おいしい抹茶とカレーをいただいたあとはたけのこ堀です。たけのこ堀をしたのも始めてで、草や葉にまみれたたけのこを見ていると私たちは本当に日々自然を食べているのだと実感しました。たけのこを探しあてるのはもちろんのこと、透き通った川のそばの、これまたきれいな竹林の中知り合った方々と会話しながら探索するのはこれまた最高のひと時でした。
たけのこを茹でている間に千町棚田の探索です。私は、もともと田舎が好きですが、歩いても歩いても出てくる魅力的な風景に本当に心奪われました。棚田ももちろんですが、木が小川に重なる木陰や民家へと続く坂道にもトキメキが隠せませんでした。
そんな風景のなかで気になったのが、人の住まなくなった家たちです。こんな魅力的な場所に人が住まなくなってしまうこと、棚田が耕されなくなってしまうことは、とても寂しく悲しく感じました。これから、この西条のいち市民として自分にできるきることを考えていきたいと思いました。
雲ひとつない快晴の日の、よい場所でのよき出会いとよき体験!本当に良い1日となりました。このような授業を計画してくださった方々に感謝申し上げたいと思います。
【授業レポート:大西 里奈】
授業レポート2)
参加応募のきっかけは、私自身が野菜を作り、その出来た野菜で保存食を作るなどするスローライフに興味があり私自身のため。そして子育て面では、子供たちが自然に触れる機会が少なくて不安を感じることもあり、自然のなかで素敵な体験をしてほしかったからです。
当日は、よくテレビで見る茶畑を想像していた娘たちは、他の植物と共存しているお茶の木に『がっかりだった』と帰宅後に話していました。しかし私から見ていた限り、現場では沢山の新芽を楽しそうに摘んでいたので、がっかりだったけど…という感想なのでしょう。『これはお茶の葉じゃないなぁ』としっかり見分けもつけれて、新芽の区別もできており沢山摘んだ葉を自慢気に見せてくれていましたからね。そうした中で気が付くと、虫嫌いの娘たちは、蜘蛛がいても芋虫が動いても、怯むことなく茶摘みを続けていたのには、驚きと嬉しさを感じました。
私自身は、摘み取った葉がお茶の葉になるまでのプロセスを体験して、自分の知らない世界を一歩踏み入れた感じで楽しい学びでした。そして、乾燥した葉は、とっても量がすくなすなるってことが分かり、もっと沢山摘んでおけばよかったと…と後悔の念が…。
しかし、宝探し的な筍狩り、つやつやふっくりした羽釜ご飯でのイノシシカレー、山里散策、全てが楽しく素敵な時間が過ぎて、欲望の後悔は消え去り、親子で素敵な笑顔になりました。子供たちは、山の中では、滑って転びそうになっても笑ってたり、傷が出来て泣きそうになったり、といろいろな表情をみせてくれました。本当に参加できてよかったです。ありがとうございました。
最後に、持ち帰ったお茶の葉は、水だしお茶にしました。すると普段は緑茶が苦手な娘たちなのに、揉んだ時の香りがするっと言ってグイグイ飲みはじめ、これまたびっくりしました。やはり、手前味噌的な体験は、いいですね。
関わったスタッフの皆様ありがとうございました。
【授業レポート:匿名希望】