2015年最初の授業「レシート探偵 経済を追え!」に参加しました。今回のテーマは目にも見えない「経済」についてでした。
経済とは生産活動、またはその仕組みのことで、物やサービスを売ったり買ったりする活動のことです。活動を動かすものとしてお金があります。参加者の小学生や留学生がクイズやゲームを通してお金について楽しく学びました。
授業ではまず、お金クイズをしました。「半分に焼けた1万円札。銀行に持っていくとお金に換えられるか?」等、身近なクイズで、私も思わずそうだったのか!と、ひっかかる工夫された内容でした。毎日使っていても、知らないことが多いことに気付きました。
次に何枚かのレシートを見て、使った人の生活や行動を考えました。小学生には少し難しいかな?と思っていましたが、ほとんどのグループが時間や買った物等の情報から想像し、人物像を当てることができました。「何をしてるか分かった。」「一人暮らしだ。」「レシートにはお店のメッセージが書かれている」等、楽しそうなコメントをたくさん聞くことができました。子どもたちの考える力はすごい!と、感心しました。
そして銀行のお仕事の様子を見たり、バンク&ビルディングゲームというすごろくゲームをしたりすることを通して、預金、貸付の仕組みや利息について学びました。
3時間という長時間の授業。学校なら暴れそうですが、分かりやすく楽しい内容だったので、最後まで楽しそうな子どもの様子が見られました。参加した子どもたちの感想には「今まであまり見なかったけれど、レシートには様々な情報がある。」「借り入れと貸付では損得が違う。」等、多くの気付きがあり「経済はグルグル回っている」授業で伝えたかった内容が子どもたちにしっかり伝わっていることに驚きました。
本授業は、えひめ地域政策研究センター、NPO法人・団体、伊予銀行、愛媛県が連携・協力して実現しました。このような機関の垣根を越えた創造的な授業が今後も企画されることを楽しみにしています。ありがとうございました。
(授業レポート:石川智子)