集合場所の庄集会所に入ると、やさしいお出汁の香りが出迎えてくれました。
「庄だいこん保存会」の6名の方々が、昼食の用意をしている最中でした。
自己紹介を行った後、早速「庄だいこん」の収穫を行いました。6,000本程が
収穫の時期を迎えていました。大きな庄だいこんを見つけるために、我先へと
大根の畝に分け入りました。大人も、子供も夢中で探していました。
この「庄だいこん」は、土から出ている部分が赤く色づきます。いつも口に
している青首だいこんとは違います。参加者は、ずっしり重い大根をお土産に
持ち帰りました。
集会所に戻り、保存会の方々と昼食をいただきながら交流を深めました。
昼食は、はったい粉をまぶしたおにぎり(庄地区で行われる「虫おくり」行事で
食べられるものです)、庄だいこんをつかった料理です。
頂いた料理は、
・おにぎり
・庄だいこんの天ぷら
・庄だいこんのハリハリ漬け
・庄だいこんの煮しめ
・庄だいこんの桜漬け
・くちがね汁
庄だいこん づくしです!。料理をいただきながら保存会の方から、お話を
伺いました。「庄だいこん」は甘みが強く、やわらかい大根です。
くちがね汁で使用されていた切り干し大根も、冬の寒い時期に、北条の風に
さらして作ったものです。年中食べられる保存食として重宝しているみたいです。
また「庄だいこんの天ぷら」には驚きました。大根の天ぷらを食べたのは
初めてでした。美味しかったです。
保存会の方々のおかげで、美味しい「庄だいこん」をいただくことができました。
毎年、この美味しい「庄だいこん」を頂けましように…。
保存会の皆様、ありがとうございました。(授業報告:D)