郡中線小泉駅にビオトープが隣接しているのは電車の中からも知っていましたが、入ることもなく、通り過ぎていました。今回の「ビオトープエミフル」に参加し、清掃や自然観察をしました。このビオトープエミフルは「少し昔の水辺」をテーマに松前町が接したとのこと、松前町まちづくり塾の平井屯さんを講師に迎え、まずはビオトープエミフル周辺の草引き、30分もしたら汗だくになりました。
松前町が主催する「子ども環境学園」と共催で実施されたため、子ども環境学園の参加者を含め、大勢の方が参加していました。子ども達は草引きが終わると早速、網やカゴを持ってビオトープ内の池や小川に生息するメダカやドジョウ、バッタやトンボなどを観察。分からない生物がいると平井先生を尋ねては質問する姿が微笑ましたかったです。
ビオトープ内の草花は生えているのが普通なのであえて除去しませんでした。生態系を脅かす外来植物やジャンボタニシなど外来生物の除去は行いました。
きれいになった、ビオトープ内にメダカ、ドジョウ等水辺の生物の稚魚を漂流しました。
印象的だったのは、平井先生の「整備の行き過ぎた公園は自然とは言わない」という言葉。自然というのは外敵から身を守る為にあらゆる手段を使って構え、危険なもの。それらの何が危険で何が大丈夫なのかは、触れたり、観察したり、時にはケガしたりと自分の手と脳ミソを使い、経験しなければならないということでした。
つい芝生が敷き詰められ、花が咲き、木々が整う整備された綺麗な公園を「公園」と思いがちですが、少し昔はビオトープエミフルのような「素の自然」が多かった気がします。今回の授業ではビオトープエミフルの清掃、自然観察を通し、忘れていた自然との接し方を改めて学びました。ありがとうございました。