今回の講師も、前回に引き続き、田中和彦さん。
そして、なんとスペシャルゲスト?として、次回「声優編」で講師をお務めになる桝形浩人(まっすん)さんが、冒頭30分、授業にお付き合くださいました!
いや、本当にお二人ともカッコいい!
今回の授業は、前回出された「5分間の失恋ストーリーをラジオドラマの脚本にしてくること」という課題により提出のあった9作品を、生徒たちがそれぞれ声優になって読んでいき、最後に「これは!」と思う3作品を選ぶという授業でした。
今日の授業のポイントは2つ。
・「書き言葉(台本)」と「話し言葉(セリフ)」の違いを知ろう!
・「印象に残るセリフ」が、シナリオでは大事だということを知ろう!
ラジオドラマのシナリオは、実際に声優が演じるようになると、リズム感の無いセリフは換えられ、無駄なものは削られて、どんどん変化していくそうです。
そんな中で、シナリオライターが腐心するのは「印象に残るセリフ」を書くこと。
ドラマに命を吹き込む一言のセリフを考えるまでには、この短い授業時間では至りませんでしたが、1つの生徒の作品の発表が終わるたびに、田中先生から具体的なセリフや、そのヒントとなるアドバイスがあり、それによって作品の印象がガラッと変わってしまうのを見て、その大切さを体感することができました。
そして、ラジオドラマのシナリオ制作が上手くなるためには、
・着想、発想を自由にすること。
・いろいろな作品を聴いて「何が良かったか」などを話し合うこと。
・何もしないより、一行でも書いてみること。
が大事だということを教えてくださいました。
他の方々のシナリオを見て、実際にセリフを読んでみるという作業もとても新鮮で、授業を忘れ、ついついストーリーに入り込んでしまいそうになる事も・・・
特に桝形先生のセリフになると、一気に物語の世界が広がる・・・これもスゴかった!
でも、参加者のセリフの言い回しも良くて、田中先生も「書く人は恥ずかしがりが多いので、正直どうなるかとヒヤヒヤしてたけど、意外に良くてよかった。」とおっしゃってくださいました!
次回は「声優編」が予定されているそうです。
「声フェチ」の人はお勧めですよ(笑)
先生、コーディネーターさん、スタッフさん、そしてご一緒だった参加者の皆様。
ありがとうございました!
【報告:田村 政幸】