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5月31日、イヨココロザシ大学さんの授業「砂浜まぼろし博物館」に参加させていただきました。
会場となった志島ヶ原海岸は初めて行きましたが、白くて細かい砂、青い海、時々行き交う船などが美しい風景を作り上げていて、のんびり過ごすのにはとてもいいところだなあと感じました。

授業は、最初に講師の藤原先生から海岸に落ちているゴミにはどんなものが多いか、そしてそれらのゴミが海を越えてハワイなどの遠い国々にまで流れ着いていること、毎年底引き網などで海底に沈んでいるゴミを引き上げてくださっている漁師さんがいてくださること等のお話を聞きました。
落ちているゴミには、注射器やライターなど危険物も含まれることから、注意すべきこともしっかり聞いてから、いよいよゴミの調査に出発です。
私は、息子と息子の友達の2人の小学生と共に拾いました。思っていた以上にいろんなゴミが落ちていてびっくり。

この日は暑かったため、短時間での落ちているゴミの調査でしたが、綺麗に見える浜辺にはビニール袋や発泡スチロールなどが沢山落ちていて、私も含めて利用者のマナーの向上の必要性を感じました。

ゴミの他にも、ウミケムシやアカクラゲ、ヒョウモンダコなど海の危険生物なども教えて頂き、とても興味深かったです。
特にウミケムシはいくつか乾燥した死骸が見つかったのですが、乾燥したものも触らない方がいいそうです。

ゴミの調査のあとは、めいめい、砂浜でしたいことをして過ごさせていただきました。
息子はスラックラインという、木と木にはられたベルトの上を歩くアクティビティに挑戦して、とても楽しそうでした。
砂浜のほうでは、子ども達がはやくも海の中に入ったり、砂を使って、大きな手のオブジェを作ったり。。。誰もがのんびりとした時間を楽しんでいたように思います。

さらに、お昼ごはんには愛媛の名産でもある鯛をたっぷり使ったおうどんを出していただきました。鯛の出汁のきいたお汁の美味しいこと。とても幸せな気分で、頂きました。息子も美味しい美味しいと一人前をペロリ。

お昼ごはんの後は、参加者一人一人簡単な自己紹介と感想を発表しあいました。他の人の意見も聞くことで、なるほどそうだなあと思ったり、色々感じることがあり、勉強になりました。
中でも藤原先生が、拾えるゴミは少しだけれど、みんなの意識を変えていくことでごみを減らしていくことはできますというような内容をおっしゃっていたのが印象に残っています。

愛媛にはまだまだ美しい海や川が沢山あります。
この先もずっとこの美しい海や川で子供達が遊べるようまず自分自身から心がけて行きたいと、今日の授業を受けて、感じました。ありがとうございました。

なお、最後になりましたが、子供達にもわかりやすいよう、ユーモアを交えてわかりやすく説明して下さった藤原先生をはじめ、この授業を企画し、準備等をして下さったいよココロザシ大学の皆様ありがとうございました。



 

【しまのわ分校5時間目】砂浜まぼろし博物館
開催日:2014年5月31日10時0分
  • 企業名:FMラヂオバリバリ
  • 受付期間:2014年4月24日 11時 〜 2014年5月28日 23時
  • 定員:40名
  • 参加対象:個人でも、親子連れでも、企業でもどなたでも参加できます。
  • 授業料:実費 
  • *参加費1,000円/人(昼食費、保険費など含む)*同伴される小学生以下のお子様は無料です。
    *昼食を準備しています。
    *漂着物、砂を触りますので、汚れてもかまわない服装でお越し下さい。
    *雨天時は内容を変更して行います。
    *記録、広報用に写真や映像での撮影を授業中に行います。予めご了承ください。

しまのわ2014【しまのわ分校5時間目】
志島ヶ原海岸にたどり着いた漂着物の観察、砂浜に創作した作品を通し瀬戸内海の魅力を学びます。今回はFMラヂオバリバリさんとのコラボ授業で、初の試みとして「砂浜を博物館に見立てる」「海岸でできる新しい遊びを開発する」を掲げています。
これからの夏本番を前に、身近な海岸のキレイにしてサッパリ、表現、競技を楽しんでスッキリしましょう!

【授業の流れ】
(予)
10:00〜 授業内容紹介、自己紹介など
10:20〜 海岸清掃・漂着物の説明
11:30〜 貝殻拾い、砂柱づくりなど創作
12:30〜 昼食&交流会、ふりかえり
14:00〜 片付け、記念撮影、解散

この授業の開催は終了しました。

先生:藤原陽一郎
NPO法人愛媛生態系保全管理 副理事長
日本漂着物学会に所属し、瀬戸内海の海洋漂着物の調査研究に携わる。海岸清掃や海の生き物観察指導にも参加。FMラヂオバリバリではビーチクリーンキャンペーンへの協力のほかに、自然科学をテーマにした番組を開局以来発信。 また、淡水緑藻のシャジクモ科の調査では、県内のため池、水田環境、汽水環境を網羅的に調査し、「愛媛県で確認されたシャジクモ科のリスト」を執筆中。 日本藻類学会、水草研究会、愛媛植物研究会に所属し、研究成果を発表しています。

コーディネーター:山本康弘
八幡浜生まれの松山育ちの愛媛っ子。大学卒業後、3年半、今治の水産会社で働き、瀬戸内の魚が大好きになりました。魚に合う日本酒も大好きです。愛媛の農業・漁業と地域の活性化のため勉強中です。現在は、「学び」と「つながり」を育む”シェアハウス”を松山につくっています。

コーディネーター:いよココロザシ大学
「誰でも先生、誰でも生徒、どこでもキャンパス」を掲げ、個人や企業、NPOが持つ知識や技術、経験などの価値を「授業化」し、学び合える仕組みを構築。 授業を教えてくれる市民先生は300人以上、2,000名以上の市民が「学生登録」し、500以上の授業にのべ30,000名以上が参加しています。

今回の教室:志島ヶ原海岸
住所:今治市桜井6-2
TEL:0898-36-1118
行き方アクセス:
日本の白砂青松100選に選ばれ、国の名勝地にも指定されている景勝地。11ヘクタールの広大な敷地には、約2500本もの老松に覆われた浜辺を散策できる散歩道や、菅原道真ゆかりの伝説が残る綱敷天満神社などがある。受験シーズンになると大勢の受験生が合格祈願の参拝に神社を訪れます。また、梅の名所としても知られ、春になると梅園に白やピンクの可憐な花が咲き誇り、夏には多くの海水浴客で海岸が賑わうなど、四季折々の自然を堪能できる歴史と風情溢れる場となっています。