地図を頼りにココ大の旗を発見!子供たちの一行に続いて受付。あれ子供だけ?参加する気満々で来ていた私は、子供の名前を書き、大人も参加できるか心配になりました。
山奥組の皆さんが出迎えてくれ、初めに十文字田の里山の説明をしてくれました。次に山を歩きながら里山の木の種類や植物の名前、特徴を教えてもらいました。『カゴノキ』は初めて知りました。その後、食べられる山菜を採りに行きました。タンポポ、よもぎ、わらびなどを摘み、バッタを見つけて子供はうれしそうでした。
山奥組の人が用意してくれていた竹は、上が四角の窓で開き、その筒ごとに二合の米と水を入れていきました。この炊き方は初めての経験でした。箸も、竹で作りました。山奥組の方は子供に、小刀の当て方を向き角度など、丁寧に教えてくださいました。そして、切り倒した原木にどんどん穴をあけ、そこに子供たちがせっせとしいたけの菌を入れていきました。みんなで協力してたくさんホダ木を作り、運びました。その間もずっと、愛大の先生たちは枝打ちなどをしてツリークライミングをする木の準備をしてくれていました。
先にツリークライミングをする組と、先に食事をする組に分かれ、私たちはご飯組でした。香りのいいご飯、とれたての山菜のてんぷら、具だくさんのしし鍋、全部おいしかったです。待つ間も息子は野村小の子たちとたくさん遊び楽しそうでした。
ツリークライミングは足で突っ張って動いた分、手で少しずつロープを上にあげて進んでいく感じでした。木の上からは町が見え、いい眺めでした。
ツリークライミング目的に参加しましたが、里山生活体験が充実していたのは予想以上でした。そして何より伝統を守り伝える人たちと交流でき、その存在の大きさを身近に感じることができたのがよかったです。里山の恵みをまるごと体感できる貴重な機会を作ってくださったスタッフの皆さんありがとうございました。 【青木 佐知子】