今回の「ほっこりかまぼこ板アート〜さまざまなボランティアの形」の告知を見て、震災後に一度だけ行ったことのある石巻の事を思い出しました。松山に帰ってきてから、何か出来ることはないかな、と思いながら何をしていいか思いつかずに今になってしまって、そのとがずっと心にあり参加してみようと思いました。
授業は喜安先生の、震災直後からをまとめたDVDから始まりました。最近は少し遠ざかってしまった実際の様子を見て、その当時に感じたものとはまた違う、「そして今どうしているのか・・」という事を思いました。
3年という月日がたった今、改めて震災直後の避難所での人間関係の緊迫感や当時の様子を、実際に現地に行かれた方に直接お話を伺うというのは、もしも自分が自然災害に合ったらどうするのか、ということを考える機会にもなりました。
お話のあと、東北へ向かう方に託すかまぼこ板への絵を描かせていただきました。どんな絵が喜んでもらえるのか・・と、ただ絵を描くことに集中した時間は、東北の方へ生きる喜びを伝えたい気持ちとともに、自分を見つめ直す時間にもなりました。震災は、悲しい出来事ですが、起きてしまった悲しみの過去をどう受け止めていくかは、実際に震災に合った方達だけでなく、そのことを思うすべの人にとって必要なことで、そこからどう希望を持って進んでいくのか・・という事は、こうやってかまぼこ板に描いた絵を届けることのように、いろいろな人がかかわることで深まり、広がっていくのかなという事を感じました。
最後に、それぞれみんなで描いた絵を並べてみると、とても豊かで温かい感じがしたことをとても嬉しく思いました。
「自分にできること」という事が少し見えてきたような気がしました。貴重な時間をありがとうございました!
【授業レポート:篠原直美】