県外出身で、まだまだ愛媛のことを勉強中の私。松山に住んでいても闘牛は見たことがなく「これはチャンス!」と思い、この講座に申し込みました。
今回は宇和島市津島町での授業です。まず、牛主である池田先生に南予地方の闘牛の歴史や魅力、飼育方法などをうかがいました。
牛にはそれぞれ得意技や戦法があり、かつては最長で2時間40分の勝負もあったと聞いてビックリ! さまざまなエピソードを織り混ぜたお話は、ふだん聞くことができない内容ばかりで、非常に面白いものでした。
続いて、後半はお待ちかねの牛舎見学です。初めて見る闘牛〈方因坊〉はすごい迫力で、思わず後ずさり…。方因坊も大勢の人にビックリしたのか、「モゥー!」の一声。散歩では、2本ある手綱のうち1本を持たせてもらいました。横を歩く私のことをチラッチラッと気にしながら歩く方因坊。その仕草がとても愛らしく、すぐにファンになってしまいました。
闘牛に出る牛というのは、普段からもっと荒々しい牛なのかと思っていたのですが、愛情をかけて大切に育てると穏やかな性格になり、飼育者との絆も強くなる。まさに『宇和島産闘牛には愛がある!』の形がそこにありました。
昔は農耕のために多数飼育されていた和牛ですが、現在、飼育者不足や資金など様々な問題を抱えているそうです。愛媛の大切な文化である『闘牛』。もっと深く知るため、後編の授業で観戦する4月場所で闘牛の魅力を体感してきます。方因坊、応援してるからね!!
池田先生、関係者の方々、充実した授業をどうもありがとうございました。
(報告=NM)