数か月前、NHKの番組で進藤先生の写真に出会い、
心ひかれました。
そんな中、いよココロザシ大学で、進藤先生と
愛大農学部/笠松先生の講座が開かれると聞き、
喜んで参加しました。
進藤先生は、昭和50年代から撮り続けてきた写真の
一枚一枚について、撮ったときのようすを目に
浮かぶように話されました。
何度も里山に通い、そこで生活する方々と話しながら、
記録に残してきたのがよく分かりました。
昭和50年代は、私が小学校、中学校に通っていた時期です。
写真の中にある風景は、私が、祖父祖母やおじおば、
いとこ、近所の人々と過ごした昔の風景そのもので、
他人の風景とは思えませんでした。
当時、私は、その大切さに気付かなかったから見向きも
しませんでしたが、振り返ると、今はなくなってしまった
風景の中に住んでいたんだなぁと物悲しくなりました。
変わりゆく里山を目の当たりにして、どうしようもない
思いを語る進藤先生に、私も共感します。
そして、失われていく里山に対してどうしたらいいのか、
答えはまだ見つかりません。
進藤先生の写真は大好きなので、一人でも多くの人に
見てもらい、そして、残していきたいと思いました。
授業報告:NK