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前日の大雨の影響で、小田深山スキー場ロッジから山の麓の道の駅へと受付場所が変更になりました。道の駅から車を走らせて山道を登る途中には、排水溝から道路に水が溢れ出ており、雨の後の荒々しさを見せつけられて、早速自然の脅威にWONDER!

小田深山スキー場ロッジには、予定通りコースを体験できるか下見をしてきたとのことで、すでに高本先生が待っておられました。

まずは、自己紹介。ドイツから愛媛大への留学生、ニュージーランドから愛媛に見えている語学の先生など多様な参加者でした。

戦後の木材需要によって自然林が伐採された後にスギ・ヒノキが植林された千年の森へ行きました。高本先生はこの人工林の森の一部で広葉樹の多種混交林の育林を行い、自然林の回復に取り組んでいます。

そこでは色々な樹種が育っており、周辺の人工林と比べて色合いもはるかに多彩でした。植物の種類も多く、季節ごとに様々な鳥や昆虫などもやってくるということでした。そばに小さな池があり清らかな水が流れていました。森が豊かになれば川も豊かになるというお話を聞きながら、回復しつつある自然林の生物多様性を体感しました。

その後、渓谷沿いを散策しました。モミジやツタウルシ、ブナなどの紅・黄葉には少し早い時期でしたが、両岸に広がる広葉樹の林はその周りにある人工林の森と比べ、なんと明るいことか! 解放感を楽しみました。語学の先生が自分の国と同じような風景だと感傷にふけっている姿を見て、ニュージーランドには日本のように徹底した人工林の森は少ないことを知り、山の保全、利用のし方を考える機会になりました。

高本先生、一緒に参加した皆さん、いろいろなことに気付かせて頂き有難うございました。【報告=匿名希望】

 



人工林vs自然林 ー秋の小田深山ワンダーWONDER!ー
開催日:2013年10月26日10時30分
  • 受付期間:2013年10月4日 9時 〜 2013年10月22日 17時
  • 定員:15名
  • 参加対象:小学生以上(アップダウンの道を3Km程度散策します)
  • 授業料:無料 
  • 関連リンク1:ODAの木協会
  • 準備物:山道約3kmを散策できる靴、服装。タオル、雨天の場合は雨具。昼食、飲み物。
  • 野性生物、種などを持ち込まない、持ち出さないようにしましょう

面河川(仁淀川)源流にある小田深山は標高が800〜1000メートルあり、
もとはミズナラやブナ、ケヤキ、トチノキなどの落葉広葉樹を中心とした森でした。

ところが、戦後の拡大造林によって、落葉広葉樹が伐採され、スギ、ヒノキが植栽されました。
いまも渓谷沿いを除いて、ほとんどがスギ、ヒノキに覆われています。

そのようななか、今回の授業の先生をしていただく高本師津雄さんたちは
標高1000m以上に位置する場所に、豊かな森林体験エリアとして「千年の森」をつくり、
針葉樹の人工林を「落葉広葉樹の森」に変える活動を行っています。

この授業では、前半は人工林が中心になっている「千年の森」を見学し、
午後はちょうど見頃を迎えている小田深山渓谷の紅葉をゆっくりと楽しむ予定です。

「人工林」と「自然林」という二つのキーワードをもとに、
この2つの対照的な森でゆっくりとした時を過ごすことで
人間の営みがどのように自然に影響を与えているか、
いかに自然が人間をも包み込んでいるかを身をもって感じ、学びたいと思います。

【授業の流れ】
受付(小田深山スキー場ロッジ 駐車場) 10:15−10:30

第1部 10:30−13:00 
1)紹介 小田深山の話 2) 千年の森散策 3)昼食 
第2部 13:00−15:30
4) 渓谷沿い散策
5)質問・感想、アンケート

この授業の開催は終了しました。

先生:高本師津雄
NPO法人ODAの木協会代表
20年ほど前、旧小田町の地域おこしプロジェクトに参加。以来、平成16年設立されたNPO法人ODAの木協会代表として、小田深山の大自然をフィールドに環境保全、環境教育、人材育成など多方面にわたって活動。山と森を健康で豊かにすることが、川と水を健康で豊かにするというのが持論。人は全ての生きものの一つとして、みんなで共に学び、何ができるかを考え、身近に取り組めることから進めてましょう、と呼びかける。協会代表

コーディネーター:山田一茂
授業コーディネーター(WONDEREHIME)
終のすみかを郷里内子町に決め、45年ぶりに愛媛にUターン。 農水省の農業研究所に勤務していました。 茨城県のつくば市で、3.11に遭遇。 以来、企業が取り組んでいるBCPをもじって、地域社会(集落)CPに関心を持っています。

コーディネーター:宮本幹江
授業コーディネーター(WONDER EHIME)
大洲の山の中で生まれ育ち、東京で30年ほど編集の仕事をしたあと、2010年5月に再び大洲の実家へ。東京では編集の仕事を地域づくりに活かす活動をしていましたが、愛媛(四国)でも同様のことをしたいと考えています!

今回の教室:小田深山渓谷(ODAの木自然学校、小田深山荘周辺)
住所:愛媛県喜多郡内子町中川小田深山
TEL:
行き方アクセス: