10月12日(土)〜13日(日)にエミフルMASAKIで開催された「ワンダフルエミフル」
2日間で計8授業を開催しました。
そのトップバッター授業となったのが、「別子山の自然がイッパイつまった炭俵クラフト!」です。
新居浜市の別子山。
別子山というと”別子銅山”が有名ですが、銅山だけでなく、別子山には様々な魅力があり、特有の素材があります。
そんな魅力的な素材を使って、炭俵を作ってみよう!というのがこの授業です。
ミニ炭俵で使う素材は、竹炭、萱(かや)、麻ひも、別子山の木々や木の実です。
これらは全て別子山産!!
作り方は、
1.萱(かや)を編んで竹炭の周りに巻くものを作る
2.竹炭を俵状にまとめる
3.まとめた竹炭を萱の巻物で巻き、俵の形にする
4.炭俵の周りに別子山の木々、木の実、等を飾り付ける
5.完成
授業には、6歳から70歳の9名の方々に参加頂きました。
みなさん、普段なかなか経験することのない作業で始める前から興味津々!
「昔の人は大変やったんやな〜」と苦労されながら作業をされていましたが、経験したことがないことが逆に楽しかったみたく、どなたも笑顔の授業でした。
この授業は炭俵を作ることを通して、
・”炭俵”を通して、炭俵に使う別子山の素材の成り立ち、炭俵と人間生活との関わり、竹炭つくりによる森林保全、などを参加者の方々に知って頂く。
・「別子山特有の自然、生活文化」「炭作りによる人間生活と森林保全の関わり方」などに気付いて頂く。
ことを目的としています。
何気ない炭や俵という存在にはそうなった成り立ちがあり、そこには”生物多様性”という繋がりがあります。
参加者の方々からは、
「先人の知恵(身近にある自然のものを使って、暮らしに役立つ物を作る)の素晴らしさが学べた。」
と感想を頂き、”生物多様性”を気付いて頂けた授業になりました。
ご参加頂きました皆様、有難うございました!
来年春には、別子山をキャンパスにした授業を予定しております。
是非、お越しください!!
(授業コーディネーター:菅)