ギルディングの講座に参加して
たまたま、前日にエミフルに行ってみたら、「ワンダフルエミフル」という、面白そうなのをやっているので、立ち止まって見ていたら、「ギルディング」!? これは一体何なんだろう? スタッフの方が「明日の講座ですが、まだ空きがありますよ」というので、早速、申し込みをして参加することにしました。
当日行ってみると、まず内子町で江戸時代から受け継がれている「五十崎和紙」のお話と、ヨーロッパで生まれたギルディングについての解説があり、いよいよギルディングに挑戦です。
ベースはハガキサイズの和紙。これに筆で特殊な接着剤を塗り、かるく乾かしたあと、その上に金属箔をおいて、布でふきふきすると、模様があらわれます。なんて簡単できれいなんだろう・・・と思いました。「あんまり考えないで、試すって感じでやってみてください」と先生がおっしゃられたので、かなり思いつくままにやってみました。
だけど、金属箔が剥がれてほしいところは剥がれずに、くっついてほしいところがはがれたりして、あ〜これは、やっぱり職人芸だ〜〜と感じました。わたしに、時間と余裕があれば、職人芸の世界まで突入してみたいものだな・・・と思いながら、自宅でもトライできるギルディングセットをしっかり購入して会場をあとにしました。
家に帰ってキラキラした絵ハガキを見るたびに、充実感を感じます。実は、学校で美術を教えていて、現在、「螺鈿」を指導しているのですが、なかなかうまくいかなかったので、何かいいものはないかと、探していたところでした。この講座で体験したことを応用して、生徒に教えてみようと思っています。どうもありがとうございました。(報告=大川理恵)