当日は小雨模様と温暖化による影響でしょうか。
急いで南帰行する必要がなく、豊予海峡を渡る野鳥の大群を
見ることが出来なくて残念でした。
観察会に参加させて頂いた結果、貴重な体験をすることが出来ました。
日本一の細長さ約50kmを誇る佐田岬半島での野鳥や昆虫、
亜熱帯系植物や砲台跡の戦時遺構群、
周辺では石灰岩に覆われた海岸線の景観と石垣風景等々。
また、北面・瀬戸内海と南面・宇和海双方が眺望でき、
先端には佐田岬灯台があり、眼下の潮流は早く川のごとく激しく流れていました。
佐田岬半島は野鳥や昆虫たちのかけがえのない
「国際的な渡りの回廊」として知られているようですが、
豊予海峡を行き交う人・もの・舟船の「海上国道」として
大きな役割を果たしていることも忘れてならないと思います。
【河野 豊】