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  風が吹くと気持ち良い気候の中、大野ヶ原でのジオガイド養成講座が始まりました。


 まず、大野ヶ原の「もみの木」近くの竜王神社と小松ヶ池に行きました。竜王神社は水の神様で、池には午前中に咲くというきれいなハスの花もありました。

 その後、枕状溶岩を観察しに行きました。みなさん熱心にその道中にある植物や生きものについて先生に質問をしながら歩きました。まだまだ知らない昆虫や植物がたくさん見つかりました。


 昼食をとった後、ブナの原生林へ行きました。

大野ヶ原はところどころ牛もいて、草原の緑とカルスト特有の白色がとてもきれいでした。

ブナの原生林へは初めて入りました。湿ったような独特な感覚がありました。ブナの木の実は、ソバのように見えることから「木ソバ」と呼ばれているそうです。また、ブナは「橅」と書き、これは、腐りやすいなど木材に適さなかったので「木ではない」とされたそうです。


 森林の働きとして、草地や裸地とでは水を蓄える量が違い、森林の土は裸地の
3倍、草地の2倍にもなるそうです。森林は雨水をゆっくりと時間をかけて川に流すので洪水や水枯れを防ぎ、秋に落葉し深い腐葉土を作るブナの森はたくさんの水を蓄えることができるということです。ブナ林が湿っているのはこのためなのだと納得しました。


 ブナ林の奥地まで行くと小さい川が流れていました。みなさんサンショウウオ探しに必死になっていました。サンショウウオは見つかりませんでしたが、カワゲラやカニを発見することができました。川の水がきれいな証拠です。


 気になるものがあると先生に質問をし、なかなか前に進めないほどいろいろなものに興味を持ち勉強されていました。この地について語ることができる方が増えることはとても大事なことだと思います。ジオパークに認定されることを願っております。
【ブナピー】

 

 

 

 

 



 

四国西予ジオガイド応援隊ー大野ヶ原の暮らしとブナ(2)ー
開催日:2013年7月27日10時0分
  • 受付期間:2013年7月10日 9時 〜 2013年7月18日 17時
  • 定員:5名
  • 参加対象:高校生以上
  • 授業料:無料 
  • 関連リンク1:西予市四国西予ジオパーク構想
  • 準備物:散策できる服装、筆記用具。雨天の場合は、傘か雨合羽を持参。飲み物各自持参。
    昼食は大野ヶ原カウベルが利用できます。
 

ディスカバー ジオパーク(大地の公園)!ふる里!

西予市では自然遺産と生活・文化遺産が結びついた四国西予ジオパーク認定に向けた取り組みを進めています。
この授業では、来訪者の立場でジオガイド候補の皆さんに同行して自然と人々の暮らしを学びます。

今回は、日本3大カルストの1つ、四国カルストに位置する大野ヶ原の2回目(最終回)です。
大野ヶ原は石灰岩の地層にできた深いV字谷と河成段丘地形からなっており、重要な水源であるブナの原生林、四国を代表する酪農など、そこには特徴のある自然と人の暮らしが息づいています。

大地の教室「大野ヶ原の暮らしとブナ」の見学をもとにガイド演習に参加し、全員が先生、全員が生徒という協働で、未来につないでいきたい自然と人の暮らしを考え、元気をもらう授業です。

【授業の流れ】
10:00〜 集合 大野ヶ原

11:00〜 大野ヶ原 先生の挨拶・説明
12:00頃〜 昼食

13:00〜 午後の部 授業開始
16:00 授業終了

この授業の開催は終了しました。

先生:高橋司
西予市役所 企画調整課長(城川地質館学芸員)
学生時代に地質学を専攻したのがきっかけで、現在、西予市全体を「ジオパーク」に認定してもらうための仕事をしています。「ジオパーク」とは「大地を楽しむ公園」のことで、地域の地質や地形だけでなく、自然や歴史・文化、食材なども含めて、地域をまるごと学び楽しめる場所のことです。 趣味はストーブ用の薪つくり。チェーンソーの使い方も大分上手になり、斧で薪が気持ちよく割れると気分爽快です。汗をかいた後のビールのうまいこと。

コーディネーター:二宮那弥
授業コーディネーター NEAL自然体験活動指導者
自然が好き。外に出ることが好き。 行きたいところはたくさんあります。 でも、まだまだ知らないことがいっぱいです。 みなさんと一緒に愛媛の魅力を発見できたらいいな。

コーディネーター:内藤正人
授業コーディネーター(WONDEREHIME) NEAL自然体験活動指導者
好奇心旺盛で新しいモノ好き。 でも流行には流されない。 目に見えないもの、カタチには残らなくても ココロに残るものを大切にしています。 いっしょに愛媛のお宝を発掘しませんか。