『松山を「自分達ごと化」する3日間の試み。』
11月5日、26日、27日の3日間、シビックプライドin松山授業に参加しました。
先生は、シビックプライド研究会の紫牟田伸子さん、伊藤香織さん、韓亜由美さん、田井中慎さんです。
1日目の先生は、紫牟田さん、伊藤さんです。
伊藤さんからシビックプライドとは、都市に関係する人々(そこに住んだり、働いたり、遊びに来たりする人達)が、その都市に対してもつ誇りや愛着であるとのお話があり、
アムステルダムの「I amsterdam」キャンペーンや 新潟の「上古町商店街の取組」などの国内外におけるシビックプライドの事例を映像を交えて解説して下さいました。
そして!紫牟田さんから松山の人による、松山の人へのインタビュー、松山に届ける冊子の編集を行うとの授業内容が発表され、参加学生同士で互いに「相手が大切にしている松山」を聞くインタビューを行い、 インタビューフォーマットに冊子に掲載する記事の大まかな輪郭を各人で描き、詳細な記事の内容は次回授業までにまとめよう!!との宿題(←懐かしい響きです)が出されました。
2日目の先生は、紫牟田さん、韓さん、田井中さんです。
宿題のインタビュー記事の精度で3班(良く書けていると思う班、イマイチ書けてないと思う班、 書き方が分からなかったと思う班)に分かれ、先生と話し合いながら記事の見直しを始めました。
私が参加したイマイチ書けてないと思う班は田井中さんから
・記事のタイトルを14文字(Yahoo!のトピックスの文字数)で まとめる。
・タイトルを名詞ではなく動詞で考える
(例えば、「自然」とふれあえる街→「裸でかけ出す」がすぐそこにある街)などの記事を伝えるポイントについて教えて頂きました。
次に各々の記事のタイトルと内容を全体で発表し、記事の内容を冊子の特集としていくつかのカテゴリーに分ける作業を行い、最後に田井中さんがまとめた特集のタイトル、記事のタイトル・写真の映像を見ながら冊子の完成イメージを全員で共有しました。
3日目の先生は、韓さん、田井中さんです。
昨日の授業内容のふり返りと冊子の全体構成の説明の後、冊子のタイトルを先生、学生全員で考え、書き出す作業を行い、
投票の結果、冊子のタイトルが韓さん発案の「I’matsuyamagazine」に決定!。
次に、5つの特集タイトルの掲載順を話し合い、松山を感じる→くうねるくらす松山時間→ 松山魂(ソウル)spot→松山人のココロ→明日を創ると物語性のある並びに決定!!
各々の冊子のあとがきを書き終えた後は、韓さん、田井中さんから労研饅頭の差し入れがあり、 高速回転していた頭を休ませることができました(韓さん、田井中さん、ご馳走様でした!!!)。
頭をリフレッシュした後、I’matsuyamagazineの配布計画を3班に分かれ、冊子をデリバリーする場所や方法について検討した後、各班の発表と質疑応答を行いました。
最後に黙々と編集作業を行っていた田井中さんによるI’matsuyamagazineの完成映像とプリンターから打ち出された A4版のI’matsuyamagazineの表紙や目次、各々の記事、あとがきを学生全員で教室の壁面に貼り出し、 3日間の成果が冊子という形となり私達の目前に表れました!!!!。
まとめとして田井中さんが都市を「他人ごと」として捉えるのではなく、
都市を「自分ごと化」すること、さらに「自分達ごと化」することがシビックプライドであると締め括られ、 3日間の怒濤の授業が終了しました。
今回の授業は、学生自身が記者、編集者としてインタビューという手法を使い松山を取材し→ 記事に起こし→冊子にまとめ→都市に届ける方法を考え、実践する試みでした。
また、3日間、異なる教室(愛媛銀行大街道ビル→松山市坂の上の雲ミュージアム→愛媛県生活文化センター)を移動しながら授業を受けるスタイルは、松山を感じながら、松山を編集する今回の授業そのものでした。
松山という都市に対する誇りと愛着が詰まったI’matsuyamagazineは実際に発刊され、松山の各所で配布されます。
皆さんも冊子を読みながら是非!自分自身のI’matsuyamaを探してみて下さい!。
あなたのI’matsuyamaが松山をさらにより良い松山へと変えて行きます。!!
【報告 相原学】