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洞穴探検には不向きな雨の中、カッパ・長靴というフル装備で準備万端。
まず、地元ガイドの恵美須孝一、明美さん夫妻に発掘の経緯や遺跡から見つかった土器・川津南の穴神にしかいない珍しい昆虫などについて説明して頂きました。
少し不安(虫、コウモリ・・恐い)の入り交じった気持ちで一億5000年前頃の中生代ジュラ紀の石灰岩でできた鍾乳洞に一歩踏み込むと、そこはもう別世界!気の遠くなるような年月の間にどんな営みで美しい石筍や石柱が作られ、そこで縄文人がどんな生活をしていたかなど考えるとわくわくしてきました。

 昼食には、窯、野菜などすべて手作りのおいしいピザやサラダをお腹一杯いただき、午後は3回の黒瀬川ガイド講座の集大成。

6つのグループに分かれてガイド実習を行いました。それぞれ工夫を凝らした発表に楽しみながら、とても勉強になりました。

 地球の誕生が約46億年前・・・現在、生きている自分は点にもならないけれど、自然や人・歴史や文化と精一杯関わって楽しんで生きていきたいと感じた一日でした。



 

四国西予ジオガイド応援隊ー黒瀬川と人々の暮らし(3)ー
開催日:2013年6月29日10時0分
  • 受付期間:2013年6月20日 9時 〜 2013年6月27日 17時
  • 定員:5名
  • 参加対象:高校生以上
  • 授業料:無料 
  • 関連リンク1:四国西予市ジオパーク構想
  • 準備物:散策できる服装、筆記用具。雨天の場合は、傘か雨合羽を持参。
    昼食は当日受け付けます(実費、500円)。飲み物各自持参。
 

ディスカバー ジオパーク(大地の公園)! ディスカバー ふる里!

この授業は自然遺産と生活・文化遺産が結びついた四国西予ジオパーク認定に向け、ジオガイドになるための勉強をしている皆さんと一緒に巡り、地球の営みと自然の恵みを生かしてきた人々の暮らしを体感します。

今回は、西予市の黒瀬川エリアのうち、石灰岩地層にある穴神鍾乳洞に住んでいた縄文人の棲家跡や現在そこに生きる生物を観察します。また、ジオガイド候補の皆さんと黒瀬川エリアの自然や動植物、生活・文化を整理し、ガイド演習に参加します。

先生はジオパーク室長の高橋さん、ジオガイド候補の皆さん、そしてこの授業に参加する皆さんです。ガイド力を高める講座に参加し、全員が先生、全員が生徒という協働で「大地の教室」を使い、子供達につないでいきたい自然と人の暮らしを見つめ、考え、元気をもらう旅です。

【授業の流れ】
"9:50 集合(午前の部、及び1日参加者) 高川公民館駐車場(西予市城川町高野子75番地1)
10:00〜 先生の挨拶・説明 午前の部 授業開始
12:00頃〜 昼食

13:00〜 午後の部 授業開始
16:00 授業終了

この授業の開催は終了しました。

先生:高橋司
西予市役所 企画調整課長(城川地質館学芸員)
学生時代に地質学を専攻したのがきっかけで、現在、西予市全体を「ジオパーク」に認定してもらうための仕事をしています。「ジオパーク」とは「大地を楽しむ公園」のことで、地域の地質や地形だけでなく、自然や歴史・文化、食材なども含めて、地域をまるごと学び楽しめる場所のことです。 趣味はストーブ用の薪つくり。チェーンソーの使い方も大分上手になり、斧で薪が気持ちよく割れると気分爽快です。汗をかいた後のビールのうまいこと。

コーディネーター:山田一茂
授業コーディネーター(WONDEREHIME)
終のすみかを郷里内子町に決め、45年ぶりに愛媛にUターン。 農水省の農業研究所に勤務していました。 茨城県のつくば市で、3.11に遭遇。 以来、企業が取り組んでいるBCPをもじって、地域社会(集落)CPに関心を持っています。

コーディネーター:宮本幹江
授業コーディネーター(WONDER EHIME)
大洲の山の中で生まれ育ち、東京で30年ほど編集の仕事をしたあと、2010年5月に再び大洲の実家へ。東京では編集の仕事を地域づくりに活かす活動をしていましたが、愛媛(四国)でも同様のことをしたいと考えています!