日本酒はオジサンの飲み物?答えは「NO」!ですね。近年の日本酒は透明感が感じられ、若いオトコやオンナが手にしている様子には爽やかさが漂ってぴったりという印象を持ちます。それを証明するように、今回の先生は女性の亀岡晶子さん。五十崎の豊かな自然と風土を「お酒」という商品に込めて、お客様に届けることが目下の関心事とか。
さて、授業では、松山大学とのコラボで作られたみかんのリキュール酒、日本酒について、日本酒の楽しみ方&試飲&試食がありました。
日本酒の原料は、米と水、米麹の3つだけ。米麹(酵母)の力で米に含まれる糖分をアルコールに変えてゆくのだそうです。米粒は表面から芯の方に向かって成分が違い、これに酵母の種類や仕込まれる蔵に住む菌、気温の変化などの環境の違いが加わって、酒の味は微妙に変化するそうです。特に、長年酒造りが行われた蔵にはその蔵の環境に適した菌が生息し、酒造りの工程で加わっていると聞き、日本酒は生き物から造られているのだと感じました。
カクテルで味わう日本酒コーナーでは、苺や牛乳などこれまで想像しなかったものとのコラボにビックリしました。これが美味しいのには多いにビックリしました。日本酒にはお魚料理やおでん、煮物などが合うというのが定番でした。しかし、苺や牛乳と日本酒をコラボしたカクテルは新しい味わいになります。今回は、洋食系の幾つかの料理と一緒に飲みました。カクテルで味わう日本酒は、洋食と相性が良く、感心しました。
日本の自然から生まれた麹菌の奥深さを感じるとともに、日本酒にあった定番料理があるとき手にしていた「SAKE」の料理との相性を見直す機会になりました。亀岡晶子先生、大変ありがとうございました。