あいにくの小雨ではあったが、ヨモギは近くの畦でまあまあの量を獲ることが出来た。
自分が食べるヨモギを摘むというのは実は初めてかもしれない。持ち帰ったヨモギをさっと茹ですり鉢で子どもたちが競争をしながらペースト状の手前くらいまで摩って行く。
ある程度まとめて練った団子粉にヨモギを混ぜ合わせながら渡部さんが練り合わせて行くと鮮やかな緑の固まりが出来て行く。
見ている大人たちも全員目が釘付け。その後は大人も子どももみんなで団子を丸めていき中に餡を入れて出来たものは美味しそうな草団子。
特にそこからは何の説明もなかったが、摘んだヨモギを自分たちで摘み、団子を作りそれが美味しかったと言う感覚と記憶は、言わずもがな参加者にはそういう事が出来る環境は大事であるという認識が体に染み渡ったことと思う。